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ヴォン・ヴィレブランド因子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヴォン・ヴィレブランド因子(ヴォン・ヴィレブランドいんし、von Willebrand factor; vWF)とは、血中にある凝固因子のひとつ。

機能

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血管が傷害され出血をきたしたときに、vWFは傷害された血管内皮の下に存在するコラーゲンに結合する。結合したvWFに対して血小板が接着し、血小板はADPなどの伝達物質を放出する。さらなる血小板を接着させることで、血小板血栓を形成する。(一次止血)

また凝固第VIII因子へ結合し、内因系凝固因子のひとつとしても機能する[1]

名称の由来

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フィンランド人のen:Erik von Willebrandに由来する。von Willebrand は英語読みでは「ヴァン・ウィルブランド」、ドイツ語読みでは「フォン・ヴィレブラント」となるが、出身地フィンランド語にならい「ヴォン・ヴィレブランド」と読むのが正統であろう[2]

引用・参照

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  1. ^ 松原由美子, 日本内科学会雑誌 98(7):1569-1574, 2009
  2. ^ 『内科学用語集』では「ヴォン・ヴィレブランド」が採用されている。日本内科学会 編『内科学用語集』(第4版)日本内科学会、1993年3月1日、363頁。ISBN 4-260-13633-X 

関連事項

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