フジモトマサル
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フジモト マサル(1968年11月25日 - 2015年11月22日)は、日本の漫画家、イラストレーター。本名、藤本 理(ふじもと まさる)[1]。東京都在住だった。
1993年よりフリーのイラストレーターとして活動を開始。1994年に回文絵物語『キネマへまねき』で作家デビュー。擬人化された動物が人間に混じって都市生活を営んでいる設定の漫画を好んで描く。回文、なぞなぞなど言葉遊びをモチーフとした作品も多い。村上春樹の期間限定サイト「村上さんのところ」(2015年1月15日 - 5月13日公開)の絵を担当した[2]。
2015年11月22日、慢性骨髄性白血病のため死去[1]。46歳没。
著作
[編集]単著
[編集]- キネマへまねき-みぎからよんでもひだりからよんでも フジモトマサルの回文映画館(徳間オリオン、1994)→ダンスがすんだ(新潮社、2004)
- 長めのいい部屋(主婦の友社、1998、中公文庫、2005)
- スコットくん(角川書店、2001、中公文庫、2006)
- こぐまのガドガド(主婦と生活社、2002、中公文庫、2008)
- ウール100%(文化出版局、2001)
- ウール101%(文化出版局、2004)
- 今日はなぞなぞの日(平凡社、2004)
- ダンスがすんだ 猫の恋が終わるとき(新潮社、2004)
- いきもののすべて(文藝春秋、2006)
- 二週間の休暇(講談社、2007)
- 終電車ならとっくに行ってしまった(新潮社、2010)
- 夢みごこち(平凡社、2011) ※装幀 名久井直子
- 聖なる怠け者の冒険 挿絵集(朝日新聞出版、2013)
- フジモトマサル名作集 スコットくん・こぐまのガドガド(中央公論新社、2022)
共著
[編集]装画
[編集]- あのころの未来-星新一の預言(最相葉月著、新潮社、2003)
- 賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典(長野伸江著、小学館、2005)
- 家族の痕跡(斉藤環著、筑摩書店、2005)
- にょっ記(穂村弘著、文藝春秋、2006)
- 村上春樹にご用心(内田樹著、アルテスパブリッシング、2007)
- たちの悪い話(バリー・ユアグロー著、柴田元幸訳、新潮社、2007)
- エロマンガ島の三人(長嶋有著、エンターブレイン、2007)
- レイコちゃんと蒲鉾工場(北野勇作著、光文社、2008)
- ゲームホニャララ(長嶋有著、エンターブレイン、2009)
- にょにょっ記(穂村弘著、文藝春秋、2009)
- 指定席 赤川次郎ショートショート王国(赤川次郎著、光文社、2010)
- ゼロから驚くほど話せる!英会話音まねレッスン(川本佐奈恵著、旺文社、2011)
- アメリカなう(小国綾子著、小学館、2011)
- パッと話せる!パッと返せる!英会話「音まね」レッスン対話編(川本佐奈恵著、旺文社、2012)
- 聖なる怠け者の冒険(森見登美彦著、朝日新聞出版、2013)
- 村上さんのところ(村上春樹著、新潮社、2015)