フタバサウルス (恐竜)
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"フタバサウルス"("Futabasaurus")は、後期白亜紀の日本から知られる獣脚類恐竜の非公式な属名であり、福島県双葉郡広野町の双葉層群の芦沢層のコニアク期の地層から発見された脛骨のみが知られる[1]。この名は1990年に作家のデヴィッド・ランバート(David Lambert )によってこの未記載の獣脚類の日本での通称”フタバリュウ”を変換して作られた[2]。同年、董枝明、長谷川善和、東洋一により写真が発表され、脛骨の化石についての簡単な議論が行われている[3]。不確定なティラノサウルス科とみなされている。フタバサウルスの名は既に首長竜に使用されてしまったため[4]、この標本が最終的に命名、記載される際は別の名前が必要である。
出典
[編集]- ^ Mortimer, Michael (2008年). “Neotheropoda”. The Theropod Database. 2009年11月17日閲覧。
- ^ Lambert, David; and the Diagram Group (1990). The Dinosaur Data Book. New York: Avon Books. pp. 63, 250. ISBN 0-380-75896-2
- ^ Dong, Zhiming; Y. Hasegawa; and Y. Azuma (1990). The Age of Dinosaurs in Japan and China. Fukui, Japan: Fukui Prefectural Museum. p. 65 pp.
- ^ Sato, Tamaki; Hasegawa, Yoshikazu; and Manabe, Makoto (2006). “A new elasmosaurid plesiosaur from the Upper Cretaceous of Fukushima, Japan”. Palaeontology 49 (3): 467–484. doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00554.x.
外部リンク
[編集]- 福島県立博物館、特別展示時の化石画像あり