コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フランソワ・レカナティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フランソワ・レカナティFrançois Recanati[1], 1952年 - )は、フランス言語哲学者フランス国立科学研究センター(CNRS)研究ディレクター、社会科学高等研究院(EHESS)学術ディレクターを務める。ジャン・ニコセンター(CNRS-EHESS-ENS)に所属する。2014年、CNRSの銀メダルを受賞[2].。

略歴

[編集]

父はジャン・レカナティで、異母兄弟にはトロツキストの活動家ミシェル・レカナティがいる。リセ・ジャック=ドゥクールを卒業後、ソルボンヌ大学に入学し、1974年にパリで哲学教授資格(アグレガシオン)に合格。その後、オックスフォード大学社会科学高等研究院(EHESS)で研究すると同時に、自身も同大学で語用論と言語哲学の講師を務めた(1975-1990)。

フランス国外の次のような大学で教鞭をとった。カリフォルニア大学バークレー校(米国)、ハーバード大学(米国)、セント・アンドリュース大学(スコットランド)。

1990年から1993年にかけて、ヨーロッパ分析哲学会の会長を務めた[3]

1972年と1973年にジャック・ラカンのセミナーに3回出席した。

著作

[編集]
英語
  • Meaning and Force: The Pragmatics of Performative Utterances, Cambridge University Press, 1988 ISBN 978-0521303538
  • Direct Reference: From Language to Thought, Blackwell Publishers, 1993 ISBN 978-0631181545, 1997 ISBN 978-0631206347
  • Oratio Obliqua, Oratio Recta: An Essay on Metarepresentation, MIT Press, 2000 ISBN 978-0262681162
  • Literal Meaning, Cambridge University Press, 2003 ISBN 978-0521792462
    今井邦彦訳『ことばの意味とは何か――字義主義からコンテクスト主義へ』新曜社、2006年
  • Perspectival Thought: A Plea for (Moderate) Relativism, Clarendon Press, 2007 ISBN 978-0199230549
  • Truth-Conditional Pragmatics, OUP Oxford, 2010 ISBN 978-0199226993
  • Mental Files, Oxford University Press, 2012 978-0199659982
  • Mental Files in Flux, Oxford University Press, 2017 978-0198790358
フランス語
翻訳

脚注

[編集]
  1. ^ Récanatiも正しい綴りである。
  2. ^ CNRS (2014). "Médailles d'argent du CNRS - Les lauréats 2014". www.cnrs.fr. 2014年3月29日閲覧
  3. ^ ESAP. "Information about the beginning of the Society". www.esap.info (英語). 2014年3月29日閲覧

外部リンク

[編集]