フランツ・ネルケン
フランツ・ネルケン Franz Nölken | |
---|---|
『自画像』(1904) | |
生誕 |
1884年5月5日 ドイツ国 自由ハンザ都市ハンブルク |
死没 |
1918年11月4日 フランス共和国 La Capelle |
運動・動向 | ドイツ印象派 |
フランツ・ネルケン(Franz Nölken、1884年5月5日 - 1918年11月4日)は、ドイツの画家である。ドイツ表現主義の画家のグループ、「ブリュッケ」のメンバーの一人でもあった。第一次世界大戦で戦死した。
略歴
[編集]ハンブルクに生まれた。16歳の時、ハンブルク美術館の館長のアルフレート・リヒトヴァルクに勧められて、学校を止めアルトゥール・ジーベリストの絵画教室で学び、当時の官立美術学校の授業と異なり、野外写生の教育を重視する教育を受けた。1903年にハンブルクの美術クラブに参加し、1904年にジーベリストの学生たちの展覧会に参加した。
1905年にノルトライン=ヴェストファーレン州のBorgelnで活動する間に、エドヴァルド・ムンクやカール・エルンスト・オストハウス、クリスティアン・ロールフス、エミール・ノルデといった画家たちと出会い、後にネルケンが財政的支援を受けることになるコレクターのルンプとも知り合った。1907年にジーべリストの学生仲間のアーレルス=ヘスターマン(Friedrich Ahlers-Hestermann)らとパリを訪れ、モンパルナスのカフェ、ドーム(Café du Dôme)に集まった各国の芸術家の一人となった。
1908年にカール・シュミット=ロットルフに誘われてドレスデンの表現主義の画家グループ「ブリュッケ」のメンバーとして活動し、1909年から1910年に各地で開かれた展覧会に出展したが1912年には脱会した。
1909年には再びパリを訪れ、アンリ・マティスが1908年から1911年まで教えた、「アカデミー・マティス」で学んだ。
1912年にハンブルクの私立の美術学校で教え始めた。翌年、音楽家のマックス・レーガーと知り合い、多くのレーガーの肖像画を残した。1916年にハンブルク美術家協会の会員に選ばれた。
1917年になって、召集されて軍務に就いた。1918年の第一次世界大戦の終わる1週間ほど前にフランス、エーヌ県のラカペルで戦死した。
作品
[編集]-
井戸 (c.1905)
-
マックス・レーガー-音楽家(1913)
-
庭の子供たち(1905)
-
村の通り
-
鏡のそばのヌード
-
公園の子供たち (c.1912)
-
自画像 (1915)
-
ものを書く少女
参考文献
[編集]- Peter Kropmanns, Carina Schäfer: Private Akademien und Ateliers im Paris der Jahrhundertwende. In: Die große Inspiration. Deutsche Künstler in der Académie Matisse, Bd. 3. Kunst-Museum Ahlen/Westf. 2004, ISBN 3-89946-041-3 (Katalog der gleichnamigen Ausstellung, 27. Februar bis 1. Mai 2000).
- Franz Nölken 1884–1918. Mit einem Werkverzeichnis der Gemälde und Graphiken, hrsg. von der Galerie Herold anlässlich der Gedenkausstellung zum 100. Geburtstag. Westfälische Verlagsbuchhandlung Mocker & Jahn, Soest 1984, ISBN 3-87902-550-9
- Franz Nölken, Briefe 1906–1918, hrsg. von der Galerie Herold, Hamburg 1996
- Carsten Meyer-Tönnesmann: Der Hamburgische Künstlerclub von 1897. Verlag Atelier im Bauernhaus, Fischerhude 1997. ISBN 3-881-32255-8.
- Gerd Presler: Die Brücke. Rowohlt Verlag, Reinbek 2007, ISBN 978-3-499-50642-0
- Friederike Weimar: Verglühte Träume: Werke junger Künstler – Opfer des Ersten Weltkriegs. Benno Berneis, Hans Fuglsang, Franz Henseler, Wilhelm Morgner, Franz Nölken, Otto Soltau, Hermann Stenner und Albert Weisgerber. Herausgegeben von Helga Gutbrod. Gebr. Mann Verlag/Deutscher Verlag für Kunstwissenschaft, Berlin 2014, ISBN 978-3-7861-2712-3