フリソデウオ科
フリソデウオ科 | ||||||||||||||||||||||||
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ユキフリソデウオ Zu cristatus
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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属 | ||||||||||||||||||||||||
本文参照
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フリソデウオ科(Trachipteridae)は、アカマンボウ目に分類される魚類である。英語ではribbonfishと呼ばれ、和名と同様にスリムで帯のような形態から名付けられた。ふつう深海に住む(ただし底生魚ではない)ため、生きた姿を目撃されることは滅多にない。
長くて平たいテープのような体、短い頭、小さい口、貧弱な歯等の身体的な特徴から見分けられる。長い背びれは、背中のほとんどを覆っており、尻びれは持たない。尾びれはないこともあるが、ある場合には2つの鰭条の束からなり、そのうち上部のものは長く上方を向いている。胸びれは小さく、腹びれは数本の鰭条からなる場合もあるが、1本の長い鰭条からできていることもある。側線に沿ってとげがあり、皮膚には多数のこぶがある[1]。フリソデウオ科の魚は、深海魚が持つ性質を全て備えている。特にひれやそれに繋がる膜は、非常に繊細でもろい。若い個体では鰭条は非常に長く、付属器官が付いていることもある。
標本は大西洋、地中海で採集されているほか、ベンガル湾、モーリシャス、太平洋でも見つかっている。大西洋産の標本は主にアイスランド、スカンディナヴィア、オークニー諸島、スコットランド等で採集されたものである。北大西洋の種は英語では"deal fish"、アイスランド語では"vogmar"、スウェーデン語では"vagmar"として知られ、長さは1.5mから3.5mである。冬季には強風に乗って海岸近くまで打ち寄せられることもある。例えば、サケガシラは、台湾の墾丁(ケンティン)海岸で2007年11月に生きたまま発見されたが、側部に10cm程の傷を負っており、深海に戻された。
台湾では、サケガシラは海底の変化を敏感に感じ取る能力を持っており、大きな地震の前触れとして現れると信じられており、「地震魚」と呼ばれている。
種
[編集]FishBaseによると、3属10種が存在しているとされる。和名は本村 (2024)に従う[2]。
出典
[編集]- ^ Olney, John E. (1998). Paxton, J.R. & Eschmeyer, W.N.. ed. Encyclopedia of Fishes. San Diego: Academic Press. p. 158. ISBN 0-12-547665-5
- ^ 本村浩之.(2024).「日本産魚類全種目録.これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名」.Online ver. 25.
- Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2006). "Trachipteridae" in FishBase. February 2006 version.
- この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "ribbonfish". Encyclopædia Britannica (英語) (11th ed.). Cambridge University Press.
- http://uk.news.yahoo.com/rtrs/20081010/video/vwl-fisherman-net-rare-earthquake-fish-d7f4ae7.html