フリードリヒ・ハインリヒ・ヒンメル
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フリードリヒ・ハインリヒ・ヒンメル Friedrich Heinrich Himmel | |
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基本情報 | |
生誕 |
1765年11月20日 プロイセン王国 トロイエンブリーツェン |
死没 |
1814年6月8日(48歳没) プロイセン王国 ベルリン |
ジャンル | クラシック |
職業 | 作曲家 |
フリードリヒ・ハインリヒ・ヒンメル(Friedrich Heinrich Himmel 1765年11月20日 - 1814年6月8日)は、ドイツの作曲家。
生涯
[編集]ヒンメルはプロイセンのブランデンブルク州、トロイエンブリーツェンに生まれた。音楽に転向するまでハレで神学を学んでいた。
ポツダムでの一時滞在中、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に独学したピアノの腕前を披露する機会に恵まれた。王は直ちに1年分の手当の支給を決定し、ヒンメルが音楽の修業を完了できるようにした。イタリア楽派に属するドイツの作曲家であるヨハン・ゴットリープ・ナウマンの下で学んだヒンメルは、師の楽派の様式を用いてオペラ・セリアを作曲した。
そうしたオペラの第1作が田園オペラ『Il primo navigatore』であり、1794年にヴェネツィアで初演されて大きな成功を収めた。1792年にベルリンに赴くと同市で上演されたオラトリオ『Isaaco』をきっかけとしてプロイセン王の宮廷カペルマイスターに任命され、その立場でカンタータや戴冠テ・デウムなどの多数の公的音楽を作曲した。
ストックホルム、サンクトペテルブルク、ベルリンのために書かれたイタリアオペラはいずれも、当時は熱狂と共に迎えられた。これらに増して重要なのが『Fanchon』と呼ばれるアウグスト・フォン・コッツェブーの詞に作曲されたジングシュピールである。また、ヒンメル持ち前の純粋で簡素な旋律は『An Alexis send ich dich』などのリートにも現れている。
ヒンメルはベルリンに没した。
主要作品
[編集]オペラ
[編集]- 『Il primo navigatore』 田園オペラ、ヴェネツィア (1794年)
- 『La morte di Semiramide』 オペラ・セリア、ナポリ (1795年)
- 『Fanchon oder das Leyermädel』 ジングシュピール、ベルリン (1804年)
- 『Die Sylphen』 魔法オペラ、ベルリン (1806年)
- 『Der Kobold』 コミック・オペラ、ウィーン (1813年)
- 『Alessandro』 (1799年)
- 『Vasco di Gama』 (1801年)
- 『Frohsinn und Schwarmerei』 (1801年)
リート
[編集]- 『An Alexis send ich dich』
- 『Vaterunser』
- 『Gebet während der Schlacht: „Vater ich rufe dich!“』
- 歌曲集『Die Blumen und der Schmetterling』
参考文献
[編集]- Allrogen, Gerhard (1992), 'Himmel, Friedrich Heinrich' in The New Grove Dictionary of Opera, ed. Stanley Sadie (London) ISBN 0-333-73432-7