フレデリック・バイエル

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Fredrik Bajer
フレデリック・バイエル
誕生 (1837-04-21) 1837年4月21日
 デンマーク ネストヴェズ
死没 1922年1月22日(1922-01-22)(84歳)
 デンマーク コペンハーゲン
職業 作家、翻訳家
国籍  デンマーク
主な受賞歴 ノーベル平和賞(1908)
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1908年
受賞部門:ノーベル平和賞
受賞理由:スカンジナビア半島の和平を推進し、国際平和ビューローの名誉議長を務めたこと

フレデリック・バイエル(Fredrik Bajer、1837年4月21日 - 1922年1月22日)はデンマーク作家教師、平和主義者、政治家で、1908年にポントゥス・アルノルドソンとともにノーベル平和賞を受賞した。

人物[編集]

聖職者の家に生まれたバイエルはデンマーク陸軍に従軍し、1864年のプロイセンオーストリアを相手とした戦争に参加した(第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争)。中尉まで昇進して1865年に軍を離れ、コペンハーゲンに移住して教師、翻訳家、作家となった。

1872年に国会議員に当選し、23年間務めた。国会議員として、彼は国家間の紛争の解決に国際調停を積極的に用い、彼の活躍もあってデンマークは列国議会同盟の原加盟国となり、役職も得た。またデンマークやヨーロッパ内の多くの平和組織を支援し、スウェーデンノルウェーの間の紛争の解決にも尽力した。