フンド・ヂ・キンタル
フンド・ヂ・キンタル | |
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基本情報 | |
原語名 | Fundo de Quintal |
出身地 | ブラジル、リオデジャネイロ |
ジャンル | サンバ、パゴーヂ |
活動期間 | 1978年- |
フンド・ヂ・キンタル(Fundo de Quintal)はブラジル出身の音楽グループ、バンド。ジャンルはサンバ、パゴーヂ(日常で歌われる小規模なサンバ)で同ジャンルの歴史においても特に重要なバンドである。1970年代末、リオデジャネイロで結成された。ジャンルはサンバ、パゴーヂ(日常で歌われる小規模なサンバ)。フンドジキンタル、フンド・デ・キンタルとも表記される。
概要
[編集]1970年代にリオデジャネイロのブロコ・カルナヴァレスコであるカシキ・ヂ・ハモスで結成された。結成時のメンバー及び担当楽器はアルミール・ギネート(カヴァキーニョ/バンジョー)、ビラ・プレジデンテ(パンデイロ)、ウビラニー(ヘピーキ・ヂ・マォン)、ジョルジ・アラゴン(ギター)、ソンブリーニョ(ギター/カヴァキーニョ)、セレーノ、ニオシ(共にタンタン)である[1]。
当時すでに人気歌手であり、サンビスタでもあったベッチ・カルヴァーリョのショーに曲が使われ、またバックバンドとして度々出演するなど彼女の後押しを受け、1980年にファーストアルバムである”Samba é No Fundo de Quintal”がリリースされる。1980年代には結成メンバーであるアルミール・ギネートとジョルジ・アラゴンが脱退しソロ活動にシフトし、またニオシは若くして亡くなってしまう[2]。彼らと入れ替わる形でアルリンド・クルス(カヴァキーニョ/バンジョー)とクレベル・アウグスト(ギター)が加入し、1983年から1990年まではメンバーを変えず7枚のスタジオアルバムを制作する。1992年、アルリンド・クルスが脱退[3]。
その後も何度かメンバーの入れ替えを経験し現在に至る。2000年代以降のアルバムはライブアルバムが中心。
2015年、第16回ラテン・グラミー賞において同バンドのアルバム、”Só Felicidade”がサンバ/パゴーヂ・アルバム部門にノミネートされる。
2018年、同バンド及びその楽曲がサンパウロのエスコーラ・ヂ・サンバ、Mancha Verdeのカーニヴァルのパレードにおけるテーマとなった[4]。
2020年12月、結成以来のメンバーであったウビラニーが新型コロナウイルスの為に死去[5]。
メンバー
[編集]- 現メンバー
- ビラ・プレジデンテ(Bira Presidente)- パンデイロ、ボーカル[1]
- セレーノ(Sereno)- タンタン、ボーカル[1]
- マルシオ・アレシャンドレ(Márcio Alexandre)- カヴァキーニョ、リードボーカル
- Júnior Itaguay - バンジョー、リードボーカル
- Ademir Batera - ドラムス
- 旧メンバー
- ウビラニー(Ubirany)- ヘピーキ・ジ・マォン、ボーカル[1]
- アルミール・ギネート(Almir Guineto)[1]
- ジョルジ・アラゴン(Jorge Aragão)[1]
- ニオシ(Neocy)[1]
- ソンブリーニャ(Sombrinha)[1]
- アルリンド・クルス(Arlindo Cruz)[3]
- クレベル・アウグスト(Cleber Augusto)[6]
- Mário Sérgio[6]
- Flavinho Silva[6]
- デルシオ・ルイス
ディスコグラフィー
[編集]- スタジオアルバム
- 1980: Samba é No Fundo de Quintal
- 1981: Samba é No Fundo de Quintal Vol. 2
- 1983: Nos Pagodes da Vida
- 1984: Seja Sambista Também
- 1985: Divina Luz
- 1986: O Mapa da Mina
- 1987: Do Fundo do Nosso Quintal
- 1988: O Show Tem Que Continuar
- 1989: Ciranda do Povo
- 1991: É Aí Que Quebra a Rocha
- 1993: A Batucada dos Nossos Tantãs
- 1994: Carta Musicada
- 1995: Palco Iluminado
- 1996: Nas Ondas do Partido
- 1997: Livre Pra Sonhar
- 1998: Fundo de Quintal e Convidados
- 1999: Chega Pra Sambar
- 2001: Papo de Samba
- 2003: Festa Pra Comunidade
- 2006: Pela Hora
- 2011: Nossa Verdade
- 2015: Só Felicidade
- ライブアルバム
- 1990: Ao Vivo
- 2000: Simplicidade
- 2002: Gravado no Cacique de Ramos
- 2004: Ao Vivo Convida
- 2007: O Quintal do Samba
- 2008: Samba de Todos os Tempos
- 2009: Vou Festejar
- 2012: No Compasso do Samba
- 2015: Fundo de Quintal no No Circo Voador — 40 Anos
- 2017: Roda de Samba do Fundo de Quintal no Cacique de Ramos
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “Fundador do Fundo de Quintal lembra história com Zeca Pagodinho e fala da saudade de Beth Carvalho” (ポルトガル語). Extra Online. 2023年5月2日閲覧。
- ^ “A história do pagode, um dos filhos do samba” (ポルトガル語). MultiRio. 2023年9月17日閲覧。
- ^ a b “https://megabrasil.jp/20150914_25408/”. 2023年5月2日閲覧。
- ^ “Carnaval 2018” (ポルトガル語). G.R.C.E.S. Mancha Verde. 2023年5月2日閲覧。
- ^ “Morre Ubirany, um dos líderes do Fundo de Quintal, vítima de Covid-19” (ポルトガル語). O Globo (2020年12月11日). 2023年5月2日閲覧。
- ^ a b c G1, Do (2016年5月31日). “Grupo Fundo de Quintal anuncia que vai continuar após morte de vocalista” (ポルトガル語). Pop & Arte. 2023年5月2日閲覧。