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ブラジロサウルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラジロサウルス
ブラジロサウルスのホロタイプ標本
地質時代
ペルム紀前期 アルティンスキアン
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
階級なし : 竜弓類 Sauropsida
: 中竜目 Mesosauria
: メソサウルス科 Mesosauridae
: ブラジロサウルス属 Brazilosaurus
学名
Brazilosaurus sanpauloensis
Shikama & Ozaki, 1966
  • B. sanpauloensis

ブラジロサウルス (Brazilosaurus) は、古生代ペルム紀前期に生息していた基盤的な有羊膜類。現在のブラジルに生息しており、化石はイラティ層から知られる。1966年に鹿間時夫と尾崎博によって命名された属で、模式種はBrazilosaurus sanpauloensisである[1]

呼称

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属名は「ブラジルのトカゲ」を意味する。発音はBra-zil-o-sore-us[2]

形態

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ホロタイプの個体で全長42〜45cm[2]。 首が長く歯が短い[3]。頸骨はメソサウルスは10個であるのに対し、ブラジロサウルスには15個ある[4]

生態

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淡水の環境で生活する[5]半水棲の肉食動物で、魚や他の小型水棲生物を捕食した[2]

分類

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以下のクラドグラムはRuta et al.による側爬虫類の系統解析によるもの[6]

側爬虫類 
 中竜目 

ブラジロサウルス

メソサウルス

ステレオステルヌム

エウノトサウルス

ミレレッタ科

ミレレッタ

ブロオミア

ミレロサウルス・ヌフィエルディ

ミレロサウルス・プリケイ

ミレロサウルス・オルナトゥス

プロコロフォン形目

アウストラロシリス

ミクロレテル

アンキラモルファ

脚注

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  1. ^ T. Shikama and H. Ozaki (1966). “On a Reptilian Skeleton from the Palaeozoic Formation of San Paulo, Brazil”. Transactions and Proceedings of the Palaeontological Society of Japan. New Series 64: 351–358. 
  2. ^ a b c Brazilosaurus”. www.prehistoric-wildlife.com. 2022年12月28日閲覧。
  3. ^ コトバンク ブラジロサウルスとは”. 2022年12月28日閲覧。
  4. ^ 尾崎博『化石を探る 動物の生きた細く長い道』NHKブックス、1973年、83-85頁。 
  5. ^ 北九州市立いのちのたび博物館”. 2022年12月28日閲覧。
  6. ^ Amniotes through major biological crises: faunal turnover among Parareptiles and the end-Permian mass extinction”. MARCELLO RUTA, JUAN C. CISNEROS, TORSTEN LIEBRECHT, LINDA A. TSUJI, JOHANNES MÜLLER. 2022年12月28日閲覧。