コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ブラック・ハニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラック・ハニー
Black Honey
2019年のSouthside Festival にて演奏するブラック・ハニー
2019年のSouthside Festival にて演奏するブラック・ハニー
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド ブライトン
ジャンル オルタナティヴ・ロックインディー・ロックサイケデリック・ロックサーフ・ロック
活動期間 2014年 -
レーベル Duly Noted、Foxfive
公式サイト blackhoneyuk.co.uk
メンバー イジー・フィリップス (ボーカル、ギター)
クリス・オスラー (ギター)
トミー・テイラー (ベース)
アレックス・ウッドワード (ドラム)
旧メンバー トム・デューハースト

ブラック・ハニーBlack Honey)は、2014年にイギリスブライトンで結成された4人組インディー・ロック・バンド。リード・ボーカリスト兼ギタリストのイジー・バクスター・フィリップス、ギタリストのクリス・オスラー、ベーシストのトミー・テイラー、トム・デューハースト脱退後に加入したドラマーのアレックス・ウッドワードの4人で構成されている[1][2][3][4]。バンドは2014年にセルフタイトルのデビューEPをリリース。その後、一連のシングルをリリースした後、2018年にセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリースした[5]

初期のブラック・ハニーはマカロニ・ウェスタンタランティーノ映画、『ツイン・ピークス』を連想させる彼らのシグネチャー・ギター・サウンドによって定義されてきた。このサウンドは最新作でも健在だが、2017年の半ば以降、バンドのレパートリーは拡大している。2014年から2017年にかけて、ブラック・ハニーは、シングルとEPを定期的にリリース。2014年にはEP『Black Honey』がリリースされ、2016年にはEP『Headspin』が続いた。これらのリリースの特徴の一つは、オリヴィア・サヴェージによる意欲的なアートワークをフィーチャーしたヴァイナルであり、ブラック・ハニーのフィジカル盤の象徴的な要素であることに変わりはない。

2018年9月21日にリリースされたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、メジャー・レーベルに所属していないにもかかわらず、全英アルバムチャートで33位を記録[6]。このアルバムは、ポップス、ヒップホップ、インディーズ、ロックの要素を取り入れ、ジャンルは多岐にわたっている。このアルバムで、バンドはこれまで以上に野心的な目標を追求していることが明らかになった。

バンドは自分たちの創造的なコントロールを大切にしており、それは未だメジャー・レーベルと契約をしない理由の一つかもしれない。バンドのメンバーは、彼らが選んだディレクターやプロデューサーと協力して、音楽やビデオの制作に直接関わっている。また、ファッション、宣伝、アルバム・アートなど、他の芸術的なコンテンツにも関わっている。

ブラック・ハニーは、新型コロナウイルス第1波によるイギリスでのロックダウン終了後、2020年に3枚のニュー・シングルをリリースし、2021年にセカンド・アルバムをリリース。2023年にはサード・アルバムをリリースした。

音楽スタイルと影響

[編集]

オルタナティヴ・インディー・ロック・バンド。当初、バンド自身が自分たちの音楽を表現する際には、「闇の甘い味」で表していた。[7]彼らのスタイルは、ナンシー・シナトラマジー・スターブロンディラナ・デル・レイを彷彿とさせると表現される。2019年、2020年には、彼らはピンポイントではなく、より幅広いジャンルを受け入れるようになった。

メンバー

[編集]
  • イジー・フィリップス (Izzy Phillips) - リード・ボーカル、ギター
  • クリス・オスラー (Chris Ostler) - ボーカル、ギター、シンセサイザー
  • トミー・テイラー (Tommy Taylor) - ボーカル、ベース
  • アレックス・ウッドワード (Alex Woodward) - ドラム

ディスコグラフィ

[編集]

スタジオ・アルバム

[編集]
  • Black Honey (2018年、Foxfive)
  • Written & Directed (2021年、Foxfive)
  • A Fistful of Peaches (2023年、Foxfive)

EP

[編集]
  • Black Honey (2014年)
  • Headspin (2016年)
  • All My Pride (2017年)

シングル

[編集]
  • "Sleep Forever" (Demo) / "Teenager" (Demo) (2014年)
  • "Spinning Wheel" / "Madonna" (2015年)
  • "Corrine" / "Mothership" (2015年)
  • "All My Pride" / "On Your Time" (2016年)
  • "Hello Today" / "Ghost" (2016年)
  • "Somebody Better" / "Cadillac" (2017年)
  • "Bloodlust" / "Ghost" (Acoustic) (2017年)
  • "Dig" / "Corrine" (Acoustic) (2017年)
  • "Midnight" / "I Only Hurt the Ones I Love" (2018年)
  • "Blue Romance" / "Crowded City" (2018年)
  • "I Don't Ever Wanna Love" (2019年)
  • "Beaches" (2020年)
  • "Run for Cover" (2020年)
  • "I Like the Way You Die" (2020年)
  • "Believer" (2021年)
  • "Disinfect" (2021年)
  • "Fire" (2021年)
  • "Back of the Bar (Piano Version)" (2021年)
  • "Charlie Bronson" (2022年)
  • "Out of My Mind" (2022年)
  • "Heavy" (2022年)

ミュージック・ビデオ

[編集]
タイトル 監督
"Hello Today"[8] 2016 Nadia Lee Cohen
"Somebody Better"[9] 2017
"Dig"[10] Shaun James Grant
"Bad Friends"[11] 2018 Black Honey
"I Only Hurt the Ones I Love"[12] Sam Kinsella
"Midnight"[13] 2018 Shaun James Grant
"Crowded City"[14] Sam Kinsella
"Baby"[15] 2019
"I Don't Ever Wanna Love"[16]
"Beaches"[17] 2020 Black Honey
"Run For Cover"[18][19] Sam Kinsella

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ “Interview: Black Honey - M Magazine” (英語). M magazine: PRS for Music online magazine. (2018年5月4日). https://www.m-magazine.co.uk/features/interviews/interview-black-honey/ 2018年8月10日閲覧。 
  2. ^ New Band of the Week: Black Honey”. The Guardian.. 18 July 2018閲覧。
  3. ^ Black Honey showcase new bangers at riotous Brighton homecoming | NME” (英語). NME Music News, Reviews, Videos, Galleries, Tickets and Blogs | NME.COM (2020年2月3日). 2020年3月5日閲覧。
  4. ^ Subscribe. “Black Honey announce departure of drummer Tom Dewhurst” (英語). diymag.com. 2020年3月5日閲覧。
  5. ^ Black Honey interview: Having a vagina in music can be f****** scary”. standard.co.uk. 18 July 2018閲覧。
  6. ^ Black Honey”. iTunes Store. Apple Inc. 18 July 2018閲覧。
  7. ^ Black Honey At Bournemouth 60 Million Postcards” (英語). AfterDark.co. 2020年3月5日閲覧。
  8. ^ “Video: Black Honey - Hello Today” (英語). (2016年10月5日). https://www.youtube.com/watch?v=1kyfzabjXf4 
  9. ^ “Video: Black Honey - Somebody Better” (英語). (2017年4月24日). https://www.youtube.com/watch?v=MXG9zeVoR-0 
  10. ^ “Video: Black Honey - Dig” (英語). (2017年11月10日). https://www.youtube.com/watch?v=YKKuLzYzH2E 
  11. ^ “Video: Black Honey - Bad Friends” (英語). (2018年5月3日). https://www.youtube.com/watch?v=2k9XhYxK7bo 
  12. ^ “Video: Black Honey - I Only Hurt the Ones I Love” (英語). (2018年6月28日). https://www.youtube.com/watch?v=E8mF-Vfbyjk 
  13. ^ “Video: Black Honey - Midnight” (英語). (2018年8月10日). https://www.youtube.com/watch?v=-fboUfXdWBk 
  14. ^ “Video: Black Honey - Crowded City” (英語). (2018年11月27日). https://www.youtube.com/watch?v=liiGTAr6MO0 
  15. ^ “Baby (Valentines Video) - Vevo Youtube Video” (英語). (2019年6月14日). https://www.youtube.com/watch?v=rnYHqaaFbN4 
  16. ^ “I Don't Ever Wanna Love - Vevo Youtube Video” (英語). (2019年6月14日). https://www.youtube.com/watch?v=rnYHqaaFbN4 
  17. ^ “Beaches - Vevo Youtube Video” (英語). (2020年7月29日). https://www.youtube.com/watch?v=bnBITTlerk8 
  18. ^ “Run For Cover - Youtube Video” (英語). (2020年7月29日). https://www.youtube.com/watch?v=ILGO9li1X0c 
  19. ^ “Run For Cover - Vevo Youtube Video” (英語). (2020年9月25日). https://www.youtube.com/watch?v=BI8dzKvDy2w 

外部リンク

[編集]