ブラック・リバー島
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ブラック・リバー島(ブラック・リバーとう、英語: Black River Island)は、ヒューロン湖の中の島。ブラック川の河口周辺に散在する砂州の一部であり、河口から3⁄4マイル (1.21 km)北東に位置している[1]。この島は、ミシガン州アルコナ郡の非法人地域であるブラック・リバーの一部となっている。
この居住に適さない岩場の多い島は、1,000フィート (305 m)ほどの長さがある[1]。しかし、面積は1エーカー(およそ0.4ha)にも満たないものであり[2]、湖水面の水位の変動によって変化する[3]。
一帯の砂州は、船舶の運航上、危険なものとなっている[4][5]。1905年5月、石炭を積んでいたスクーナー(帆船の一種)「ウィリアム・H・ラウンズ (William H. Rounds)」がこの島に座礁し、大破した[6][7]。さらに南側では、1896年10月に鎖を積んでいたタグボート「ロレッタ (Loretta)」が、スクリュープロペラを破損した上で、火災を引き起こした[8]。1903年11月には、石炭を積んだスクーナー「イシュペミング (Ishpeming)」が座礁した。同船は、スクラップ同然になり放棄された[9]。これらの事故現場は、浮標(ブイ)によって示されている。
過去には、この島の所有者たちが、自然保護団体に島を売却することを検討したこともあった[3]。この島は、ミシガン・アイランズ国立野生保護区の一部を成しているスケアクロウ島の7マイル(およそ11km)南に位置している。
脚注
[編集]- ^ a b Black River Navigation Facilities Construction, Alcona County: Environmental Impact Statement. U. S. Army Engineer District, Detroit, Michigan. (1970-10-09). p. 3 2016年6月22日閲覧。
- ^ Shoreland Management For Lake Huron and Northeast Michigan. Northeast Michigan Regional Planning and Development Commission. (April 1976)
- ^ a b Annual Narrative Report. Shiawassee National Wildlife Refuge. (1996). p. 41 2016年6月22日閲覧。
- ^ “Negwegon - Black River - Ossineke Blueway”. US 23 Heritage Route. Northeast Michigan Council of Governments. 2016年6月22日閲覧。
- ^ Sailing directions for Lake Huron, straits of Mackinac, St. Clair and Detroit rivers, and Lake St. Clair. United States Hydrographic Office. (1895). ISBN 978-1236004086 2016年6月22日閲覧。
- ^ “More on the Recor and the Rounds”. Alcona County Genealogical Society. 2016年6月22日閲覧。
- ^ “William H. Rounds”. Thunder Bay National Marine Sanctuary. National Ocean Service. 2016年6月24日閲覧。
- ^ “Loretta”. Thunder Bay National Marine Sanctuary. National Ocean Service. 2016年6月24日閲覧。
- ^ “Ishpeming”. Thunder Bay National Marine Sanctuary. National Ocean Service. 2016年6月24日閲覧。