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ブラッグタウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ブラッグタウン』
ブランフォード・マルサリススタジオ・アルバム
リリース
録音 2006年3月13日 - 16日 ノースカロライナ州ダーラム ハイチ・センター[1]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル マルサリス・ミュージック英語版
プロデュース ブランフォード・マルサリス
専門評論家によるレビュー
ブランフォード・マルサリス アルバム 年表
至上の愛 ライヴ・イン・アムステルダム
(2004年)
ブラッグタウン
(2006年)
American Spectrum
(2008年)
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ブラッグタウン』(Braggtown)は、アメリカ合衆国ジャズサクソフォーン奏者、ブランフォード・マルサリス2006年に発表したスタジオ・アルバム

背景

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マルサリスのレギュラー・カルテットによる録音だが、当時は各メンバーが個々の活動を行っており、本作のためのレコーディング・セッションで、4か月ぶりに4人が揃ったという[2]ジェフ・テイン・ワッツ作の「ブラックジラ」は、ゴジラシリーズで使用された伊福部昭の曲がモチーフとなっている[2]

本作のジャケット写真は、ダーラム・ブルズ・アスレチック・パーク内にあるダーラム・ブルズのクラブハウスで撮影された[3]

反響・評価

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母国アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで14位に達した[4]第49回グラミー賞では、収録曲「ホープ」が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[5]

Matt Collarはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「このグループが得意としている、逞しさと繊細さを合わせ持ったインタープレイに似つかわしいオリジナル曲のコレクション」と評している[6]。また、John Fordhamは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中4点を付け、アルバムの全体像に関して「高い熱量と夢心地のバラードが、おおむね均等なバランスにある」、収録曲「ジャック・ベイカー」に関して「初期コルトレーン・カルテットの名演を思わせるが、マルサリスは彼ならではの、神秘的でヴァイオリン風の音色を駆使している」と評している[7]

収録曲

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特記なき楽曲はブランフォード・マルサリス作。

  1. ジャック・ベイカー - "Jack Baker" - 14:12
  2. ホープ - "Hope" (Joey Calderazzo) - 11:02
  3. フェイト - "Fate" - 8:24
  4. ブラックジラ - "Blakzilla" (Jeff "Tain" Watts) - 12:39
  5. オ・ソリチュード - "O Solitude" (Henry Purcell) - 7:48
  6. サー・ロデリック、ジ・アルーフ - "Sir Roderick, the Aloof" - 5:44
  7. ブラック・エルク・スピークス - "Black Elk Speaks" (Eric Revis) - 14:19

日本盤ボーナス・トラック

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  1. ラフィン&トーキン・ウィズ・ヒグ - "Laughin' & Talkin' with Higg" (J. Watts) - 7:45

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ Braggtown”. branfordmarsalis.com. 2022年6月9日閲覧。
  2. ^ a b 日本盤CD (UCCM-1100)ライナーノーツ(中川ヨウ、2006年7月)
  3. ^ Branford Marsalis' New Album Features DBAP Clubhouse”. Capitol Broadcasting Company (2006年9月19日). 2022年6月9日閲覧。
  4. ^ Branford Marsalis - Awards”. AllMusic. 2015年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月9日閲覧。
  5. ^ Branford Marsalis - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年6月9日閲覧。
  6. ^ Collar, Matt. “Branford Marsalis Braggtown Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年6月9日閲覧。
  7. ^ Fordham, John (2006年9月8日). “Branford Marsalis, Braggtown”. The Guardian. Guardian News and Media. 2022年6月9日閲覧。

外部リンク

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