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ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラッディウルフから転送)
ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ
ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 データイースト
発売元 データイースト
デザイナー 本田善明
プログラマー 井上隆明
秋山宗一
音楽 原あずさ
吉田博昭
木内達也
こまつひとみ
せがわしゅうじ
美術 野田伸二
野老雅典
小泉隆秀
MIX MAN
DOT MAN
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板(640キロバイト
稼働時期 INT 1989021989年2月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE10+(10歳以上)
ヨーロッパ PEGI12
コンテンツアイコン アメリカ合衆国 Animated Blood, Violence
ヨーロッパ Violence
デバイス 8方向レバー
3ボタン
CPU HuC6280 (@ 7.159066 MHz)
サウンド HuC6280 (@ 7.159066 MHz)
YM2203 (@ 1.5 MHz)
MSM5205 (@ 384 kHz)
HuC6280 (@ 3.579545 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×232ピクセル
60.00Hz
パレット512色
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ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ』(ならずものせんとうぶたい BLOODY WOLF)は、1988年データイーストから稼働されたアーケードアクションシューティングゲームヨーロッパでは、『Battle Rangers』(バトル・レンジャーズ)のタイトルで稼働された。

二人同時プレイが可能なトップビュー型のゲームだが、ステージによって四方に任意スクロールするのが特徴。

1989年にはPCエンジンにややアレンジされて移植された。PCエンジン版は2007年Wii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて、2016年Windows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。

続編の『サンダーゾーン』(1991年)では、本作に登場した二人の兵士「イーグル」と「スネーク」と妙に高圧的な口調の司令官が再び登場する。

概要

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「戦場を単騎で駆ける無敵の兵士」という設定は、映画『ランボー』(1982年)以降ハリウッド映画によく見られるお約束で、ゲームとしてもタイトーの『フロントライン』(1982年)、カプコンの『戦場の狼』(1984年)、SNKの『怒 IKARI』(1986年)など、スタンダードなシューティングの題材である。本作も例外ではなく、純粋にゲームとして見た場合それほど目新しい要素はない。基本武器はマシンガン手榴弾、特殊武器は現地調達、時には乗り物を奪取、捕虜を救出して情報収集など、ほぼフォーマット通りの作りである。

データイーストを代表するキャッチ「アツクテシヌゼ」はこのゲームに登場する火炎放射器を持った中ボスのセリフが元である他、更なる元ネタとして漫画『北斗の拳』(1983年 - 1988年)の劇中の人物のセリフが挙げられる。

ストーリー

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特殊戦闘部隊"BLOODY WOLF"(血だらけの狼)に所属する2人の男たちに、ある日極秘任務が言い渡された。 「大統領が拉致された。敵は狂気の傭兵軍団だ。注意して進め!」 男たちは出発した。一国の命運は、2人の勇敢な男たちに託されたのだった。 "BLOODY WOLF"、彼らは別名"ならず者戦闘部隊"と呼ばれていた。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ 日本 198909011989年9月1日
アメリカ合衆国 1990年
PCエンジン データイースト 日本 データイースト
アメリカ合衆国 NEC-HE
4メガビットHuCARD[1] 日本 DE89003
アメリカ合衆国 TGX040037
-
2 ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ 日本 200704102007年4月10日
アメリカ合衆国 200706182007年6月18日
ヨーロッパ 200706292007年6月29日
Wii データイースト ジー・モード ダウンロード
バーチャルコンソール
- - PCエンジン版の移植
2012年3月6日配信終了
3 ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ 日本 201610112016年10月11日
Windows データイースト D4エンタープライズ ダウンロード
プロジェクトEGG
- - PCエンジン版の移植
PCエンジン版
  • 家庭用ゲーム機(コンシューマーゲーム)である事から、よりじっくり遊ばせるという面で、ストーリー性が強化されている。ただし、二人同時プレイは割愛されている。2007年4月10日から2012年3月6日までバーチャルコンソールで配信された。アーケード版とは異なり、EAGLEかSNAKEを選択し1プレイのみとなるが、後半では捕虜となる為、選択しなかった方のキャラを使用して進むことになる。途中でマシンガン等の武器が使用不可能となり、ナイフのみで戦うシーンがある。

スタッフ

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アーケード版
  • ゲーム・デザイナー:本田善明
  • ゲーム・プログラマー:井上隆明、秋山宗一
  • グラフィック・デザイナー:野田伸二、野老雅典、小泉隆秀、MIX MAN、DOT MAN
  • サウンド・チーム:AZUSA(原あずさ)、MARO(吉田博昭)、TATSUYA(木内達也)、HITOMI(こまつひとみ)、SEGAWA(せがわしゅうじ)
  • ハードウェア:TOMOTAKA OSADA
PCエンジン版
  • ゲーム・デザイナー:本田善明
  • ゲーム・プログラマー:MINORU、井上隆明、秋山宗一
  • グラフィック・デザイナー:野田伸二、野老雅典、栗原映子、氏田政彦、角出裕、かなもりしんいち、小泉隆秀、DOT MAN
  • サウンド・チーム:酒井省吾、三浦孝史、鈴木雄司、高濱祐輔
  • スペシャル・サンクス:あきばやしこうじ、伊井俊一、野島一成、漆原義之、MAGURIN WARRIOR、松田淳、金子篤、大江真徳、こばやしよしのり、くぼたかずお

サウンドトラック

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  • ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ オリジナル・サウンドトラック(2023年6月21日/CASSETRON/規格番号CTN-013)

アーケード版、PCエンジン版、ボーナストラックを収録した全44曲。吉田博昭へのインタビューが掲載されている。

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム1.5/5stars (AC)[2]
Computer and Video Games86% (PCE)[3]
ドラゴン星3.5 / 5 (PCE)[4]
Eurogamer8/10点 (Wii)[5]
ファミ通22/40点 (PCE)[6]
IGN6/10点 (Wii)[5]
NintendoLife7/10stars (Wii)[5]
Sinclair User6/10点 (AC)[2]
月刊PCエンジン81/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン26/40点 (PCE)
PC Engine FAN19.79/30点 (PCE)[1]
(総合346位)
Aktueller Software Markt8.6/12点 (PCE)[3]
The Games Machine72% (PCE)[3]
TurboPlay8/10stars (PCE)[3]
PCエンジン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では4・6・7・5の合計22点(満40点)[6]、『月刊PCエンジン』では80・85・85・75・80の平均81点、『マル勝PCエンジン』では6・7・7・6の合計26点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.79点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で346位(485本中、1993年時点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.22 3.27 3.23 3.69 3.07 3.30 19.79

脚注

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  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、22頁。 
  2. ^ a b Bloody Wolf for Arcade (1988)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月22日閲覧。
  3. ^ a b c d Bloody Wolf for TurboGrafx-16 (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月22日閲覧。
  4. ^ Lesser, Hartley; Lesser, Patricia; Lesser, Kirk (December 1990). “The Role of Computers”. Dragon (164): 47–57. 
  5. ^ a b c Bloody Wolf for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月22日閲覧。
  6. ^ a b ならず者戦闘部隊 ブラッディウルフ まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年5月6日閲覧。

外部リンク

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