ブリー・ド・モー
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ブリー・ド・モー Brie de Meaux | |
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分類 | 白かびチーズ |
原料 | 牛乳 |
原産国 | フランス |
原産地 | 本文「#産地」節参照 |
生産場所 | 酪農場、工場[1] |
生産期間 | 一年中[2]。旬は11月 - 6月[3]。 |
形状 | 円盤状[1] |
大きさ | 直径36-37cm、高さ3-3.5cm[4] |
重量 | 2,500 - 3000g[4] |
乾燥成分 | 100g中44g[1] |
脂肪分 | 45%以上[4] |
表皮 | 薄い。白かびが全面に見られる。一部赤い縞や斑点も。[1] |
熟成 | 4週間[5] - 6週間[3]、8週間[2]。 |
呼称統制 | AOC(1980) |
ブリー・ド・モー(フランス語: Brie de Meaux)またはブリー・ド・ヴァロワ(フランス語: Brie de Valois)[3]は、フランスで生産される、牛乳を原料とした白かびチーズ、ブリーチーズの一種[6]。その風味は「上品」と評され[7]、「チーズの王様」とも称される[8]。AOC認定は1980年8月[9]。1814年 - 1815年のウィーン会議において、本来の目的とは関係ない余興の一つとして行われたチーズのナンバーワンを決める会議では、ブリー・ド・モーがノミネートされた60以上のチーズを押さえ満場一致で1位となった。その際クレメンス・フォン・メッテルニヒはこのチーズを指して「チーズの王」との賛辞を述べた[10]。
製法は、まず牛乳に酵素を加えカードとした後にへら状の道具ですくって型に入れ、塩も加え一週間水を切りその後熟成室へ入れる[3]。この後は圧迫を加えず藁の台の上でときどき裏返しつつ4-6週間熟成させる[3]。サイズは他の同タイプのチーズと比べて大きく直径36-37センチメートルほどもある[10]。
産地
[編集]産地は下記の一覧を参照。「全域」と明示されないものはその県の一部で生産される[3]。主要な産地はイル=ド=フランス地域圏のブリー地方である[1]。「モー」は同地方内のモーに由来[11]。
- イル=ド=フランス地域圏
- シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏
- サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
- ロレーヌ地域圏
- ブルゴーニュ地域圏
脚注
[編集]- ^ a b c d e 本間, 増井 & 山田 2009, p. 32。
- ^ a b 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ a b c d e f 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ a b c 本間, 増井 & 山田 2009, p. 32および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 日仏料理協会 2007, pp. 569–570。
- ^ 地球の歩き方編集室 2009, p. 248および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 本間 2012, p. 31および 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ a b 本間 2012, p. 31。
- ^ かのう かおり. “チーズの王様「ブリー・ド・モー」”. All About. 2014年9月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 A07 パリ&近郊の町 '10-'11』ダイヤモンド社、2009年。ISBN 978-4-478-05860-2。
- 日仏料理協会 編『フランス 食の事典(普及版)』株式会社白水社、2007年。ISBN 978-4-560-09202-6。
- 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年。ISBN 4-16-660182-2。
- 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年。ISBN 978-4-07-285215-6。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、ブリーに関するカテゴリがあります。