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新舞子マリンパーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルーサンビーチから転送)
新舞子マリンパーク
Shinmaiko Marine Park
新舞子マリンパークのブルーサンビーチ
新舞子マリンパークの位置(愛知県内)
新舞子マリンパーク
分類 港湾緑地
所在地
愛知県知多市緑浜町2番地
座標 北緯34度57分17.15秒 東経136度49分17.58秒 / 北緯34.9547639度 東経136.8215500度 / 34.9547639; 136.8215500座標: 北緯34度57分17.15秒 東経136度49分17.58秒 / 北緯34.9547639度 東経136.8215500度 / 34.9547639; 136.8215500
開園 1997年平成9年)4月29日
運営者 名古屋港管理組合
駐車場 あり(552台)
公式サイト 新舞子マリンパーク
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ファインブリッジ

新舞子マリンパーク(しんまいこマリンパーク)とは、愛知県知多市緑浜町にある人工島の公立の公園[1]一部事務組合名古屋港管理組合が設置し、株式会社日誠が指定管理者として管理・運営をしている。

概要

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港湾の環境整備を図るために名古屋港南5区埋立地の一部を整備し、1997年平成9年)4月29日に開園した[2]名古屋市内から最も近い海水浴場として知られ[3]、夏季は多数の海水浴客で混雑する。また2005年(平成17年)に開港した中部国際空港からも比較的近く、低空飛行中の飛行機を見ることができる。一帯は2010年(平成22年)5月にみなとオアシスとして登録されており、当園はみなとオアシスちた新舞子の中核施設である。

島内の管理施設の電力を賄う目的で2004年(平成16年)9月から風力発電機2機(デンマーク ヴェスタス社製[4]、支柱の高さ65メートル〈m〉・年間約300キロワット〈kW〉を発電)が建設され[5]、翌2005年(平成17年)2月から運転を開始した[6]2020年(令和3年)5月には老朽化により1基が故障のため停止、もう1基も2021年(令和4年)12月に発電を停止した。停止後もメンテナンスで年間約1千万円かかることから2023年(令和5年)に撤去する方針が決定された。すでに関連予算案が可決されており2025年度以降に撤去工事に入る見込みである[7]

主な施設

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  • 人工砂浜海水浴場(新舞子ブルーサンビーチ)
    • 埋め立てて造成した人工島に[8]長崎県壱岐島から運んだ[9]海砂を敷き詰めた人工砂浜で[10]、幅約400 m・奥行き約100 m[8]
    • 7月 - 8月にかけて海水浴場として多くの若者・家族連れで賑わい、年間15 - 17万人の海水浴客が利用するほか、7月下旬 - 8月中旬には各種イベントが行われる[10]
    • 2002年(平成14年)6月25日には人工海浜では珍しいとされるアカウミガメの産卵が目撃され[注 1][8]、翌2003年(平成15年)9月にはこのことを記念したモニュメント(赤色御影石製の石像 / 縦1.8 m×横1.3 m・重さ2.5トン)が建てられている[11]
  • 芝生広場
  • 休憩所
  • 駐車場
  • 魚釣り施設[12] - 島内にある名古屋港南5区の南岸堤防に海釣り公園を設置し[13]2015年(平成27年)1月9日より開放された。

駐車場

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浜開き期間中および土曜日・日曜日・祝日は1回500円の駐車料金が必要となるが、それ以外の平日は無料で駐車できる[12]

アクセス

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対岸から島内へは2つの橋がある。ただし、いずれの橋も午後9時から翌朝5時までの間は閉鎖されるため、その間は島への出入りができない。

自動車

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鉄道

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脚注

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注釈

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  1. ^ 新舞子周辺では昭和30 - 40年代までウミガメが自然産卵していたため、当時の名古屋港水族館長・内田至は「当時生まれたウミガメが回帰し、産卵場所を探し求めて当園の人工砂浜にたどり着いたのではないか?」と推測している[8]
  2. ^ オープン当初は6時 - 20時までだったが[16]、2017年4月から開園時間が早くなった[14]

出典

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  1. ^ 名古屋港管理組合の港湾施設
  2. ^ マリンパークとは?”. 新舞子マリンパーク 公式サイト. 株式会社 日誠(指定管理者). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  3. ^ 『中日新聞』2003年7月2日朝刊知多版地方面18頁「イベントも多彩に サンビーチ浜開き 知多」(中日新聞社 記者:伊藤智英)
  4. ^ 風力発電所 新舞子マリンパーク 公式サイト
  5. ^ 『中日新聞』2004年8月29日朝刊知多版地方面26頁「半島百景 新舞子の夏 知多市(2) 人工島でウミガメ産卵」(中日新聞社 文と写真:鵜飼哲也)
  6. ^ 風力発電所”. 新舞子マリンパーク 公式サイト. 株式会社 日誠(指定管理者). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  7. ^ 「役割果たした」巨大風車を撤去へ 故障で停止続き 知多”. 朝日新聞DIGITAL (2023年11月22日). 2023年11月22日閲覧。
  8. ^ a b c d 中日新聞』2002年6月26日朝刊第二社会面30頁「名古屋港 いい場所見つけた 人工砂浜でウミガメ産卵 世界でも数例 海開き前 無事保護」(中日新聞社
  9. ^ 東京新聞』2002年6月26日朝刊第一社会面29頁「熱気球」(中日新聞東京本社
  10. ^ a b ブルーサンビーチ”. 新舞子マリンパーク 公式サイト. 株式会社 日誠(指定管理者). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  11. ^ 『中日新聞』2003年9月7日朝刊なごや東総合版地方面21頁「ウミガメの産卵ここで 知多で石像除幕式」(中日新聞社)
  12. ^ a b c 魚釣り施設”. 新舞子マリンパーク 公式サイト. 株式会社 日誠(指定管理者). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  13. ^ a b c 『中日新聞』2014年6月8日朝刊一面1頁「海づり公園来年『復活』 知多に暫定施設」(中日新聞社)
  14. ^ a b c 知多市議会議員 川脇ひろゆき (2017年3月29日). “★「名古屋港海釣り公園」及び「魚釣り施設」について(知多堤)★”. 川脇ひろゆきWEBサイト. 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  15. ^ 新舞子マリンパーク魚釣り施設のお話!”. 新舞子マリンパーク ブログ. 株式会社 日誠(指定管理者) (2014年12月28日). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  16. ^ a b 魚釣り施設の話!”. 新舞子マリンパーク ブログ. 株式会社 日誠(指定管理者) (2014年12月21日). 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
  17. ^ 新舞子マリンパーク釣り施設 【知多半島】|静岡・東海の釣具店の釣り情報|株式会社イシグロ

関連項目

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外部リンク

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