ブルース・オズボーン
ブルース・オズボーン(Bruce Osborn、1950年 - )は、アメリカ合衆国出身の写真家。1980年に来日し日本での本格的活動を開始。ライフワークの「親子」シリーズが有名。
経歴
[編集]1950年、ロサンゼルス生まれ[1]。University of the Pacificで現代美術を学び卒業。L.A. Art Center College of Designでコマーシャル写真を専攻。20代半ばより音楽情報誌「Phonograph Record Magazine」で仕事をスタート。1980年、写真展「LA Fantasies」をきっかけに来日。テレビCF、広告写真、音楽CD、インターネットムービーなど多岐にわたる分野で活躍。1982年よりライフワークである「親子」シリーズを手がけ[2][3]、2016年までに6,500組以上を撮影。1984年、外国人特派員クラブにてはじめての「親子」写真展を開催。その後も代官山ヒルサイドテラス、山梨県立美術館、大阪キリンプラザ、横浜ランドマークタワー、大崎のステーションギャラリー、金沢21世紀美術館、愛・地球博園内愛知県児童総合センター、オリンパスギャラリー[4][5]、和光ホール[6]など各地で多数の「親子写真展」を行う。2002年、映像と音楽のユニット「Futon Logic」を結成し国内外でライブ活動。2003年より妻でありプロデューサーである井上佳子と共に7月第4日曜日を「親子の日」と提唱[7]。翌年「親子の日普及推進委員会」を発足、さまざまな活動を行っている。2010年、International Photography Awards プロフェッショナル部門入賞。2017年、「親子の日」の活動への評価を得て、東久邇宮文化褒賞を受賞。
注釈
[編集]- ^ Photographer's File #7:ブルース・オズボーン - デジカメWatch
- ^ 「親子の日だ!ブルース・オズボーン 親子撮影会 ~未来の私たちへの贈り物~」 - 静岡市美術館
- ^ レックスマーク、ブルース・オズボーン氏による「家族の肖像」撮影権プレゼント - デジカメWatch
- ^ オリンパスギャラリー東京、ブルース・オズボーン写真展 ~「親子の日2011」に出会った親子~ - デジカメWatch
- ^ ブルース・オズボーン 写真展 ~「親子の日2013」に出会った親子~ - オリンパス
- ^ セイコー腕時計100周年記念 親子のハーモニー ブルース・オズボーン写真展 - 和光ホール
- ^ INTERVIEW「温故知新」Vol.5 - attame
著書
[編集]- 親子―写真集 - (1988年、デルボ出版局)ISBN 4924759171
- OYAKO(親子) - (1998年、シンコーミュージック)ISBN 4401770102
- KAZOKU (文芸シリーズ) -(2001年、角川書店)ISBN 4048533444
- 反(アンチ)バンビ症候群(シンドローム) -(2001年、ヒヨコ舎)ISBN 4434012878 *共著
- ごめんなさい―20組の親子のあんなこんなのストーリー -(2004年、日本標準)ISBN 4820801864 *共著
- 親馬鹿力のおかげです―福を呼ぶ、人の育て方 -(2008年、岩崎書店)ISBN 4265801714 *共著
- この国の環境―時空を超えて -(2011年、清水弘文堂書房)ISBN 4879506036 *共著
外部リンク
[編集]- Bruce Osborn Photography Site
- 親子の日 - 親子の日普及推進委員会