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ブロディア (コンピュータゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブロディア(BLODIA)
ジャンル パズルゲーム
対応機種 PCエンジン (PCE)
開発元 ハドソン
発売元 日本 ハドソン
アメリカ合衆国 NEC-HE
人数 1人
メディア 2メガビットHuCARD[1]
発売日 日本 199002231990年2月23日
アメリカ合衆国 1990年
その他 型式:日本 HC90027
アメリカ合衆国 TGX020034
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ブロディア』 (BLODIA) は、1990年2月23日に日本のハドソンから発売されたPCエンジンパズルゲーム。北米では『Timeball』のタイトルで発売された。

全てのパイプにカメレオンボールを通過させることが目的。行き止まりになったり、次のパイプに続かなくなりカメレオンボールを落としてしまったらゲームオーバーとなる。1マスだけ存在するブラックピースを中心に上下左右にピースを動かすことが可能で、先を読んでカメレオンボールを誘導していくことが必要となる。またカメレオンボールはIIボタンを押すことにより加速するが、ポーズボタンを押さない限り停止させることはできない。

このゲームの元となっているのは、1988年にPC-88SR/PC-98/X1/X1Turboで発売され、翌1989年にはMSX2にも移植されたブローダーバンドジャパン(ブローダーバンドの日本法人)オリジナル作品である『ディアブロ』である。本ゲームはブローダーバンドジャパンよりライセンスを受ける形で開発された。 なお、タイトルは「ディアブロ」(Diablo)のアナグラムである。

PCエンジン版発売の同年にブローダーバンドからX68000トンキンハウスからゲームボーイ用としても発売された。トンキンハウスからはファミコン用としてRPG要素を追加した「ブロディアランド」も発売された。

ゲーム内容

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START GAME
ゲームを始める。これを選択するとセレクトレベルの画面になり、1エリア4つで構成されたレベルの中から選択が可能。次のエリアは各エリアの最終レベルを攻略することによって選択可能となる。全100レベルで構成されており、初期の状態ではレベル15までが表示される。
SET STATUS
アルファベットと記号で最大6文字の名前を入力したり、カメレオンボールの進行スピードを4段階の中から選択可能。
MUSIC
ゲーム中に流れる音楽をラビリンス・オリビア・サイレント(音楽なし)の中から選択可能。
EDIT
プレイヤーがオリジナルレベルを作成することができるモード。PCエンジン外部バックアップユニットの天の声2やCD-ROM2(IFU-30)を接続している場合は、作成したレベルのセーブが可能。
PASSWORD
レベルクリア時に表示されるリザルト画面のパスワードを入力することで前回の続きから遊ぶことができる。前述の天の声2やCD-ROM2を接続している場合は、自動的にセーブされるためパスワード機能は必要なくなる。

キャンペーン

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販売促進の一環として賞品総額1000万円のブロディアWチャンスキャンペーンが実施された。 1990年1月 - 3月31日に行われた第1弾では、応募者は出題されたクイズの答えをハガキに書いて送付することにより、抽選で『NEC製テレビ』・『ガンヘッドスペシャルバージョン』・『ハドソンオリジナルテレホンカード』のいずれかが当選するという仕組みだった。 また、1990年1月 - 4月30日までの限定だが、ブロディアのレベル99をクリアしたときに表示されるパスワードをハガキに書いて送付することにより、先着300名に1990年春期当時に発売予定とされた『桃太郎活劇』があたり、全てのハガキの中から500名にハドソンオリジナルテレホンカードが当たるという、パスワードチャンスというキャンペーンも展開された。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ブロディア 日本 199003201990年3月20日
X68000 ブローダーバンド ブローダーバンド 5インチフロッピーディスク -
2 ブロディア 日本 199004201990年4月20日
ゲームボーイ トンキンハウス トンキンハウス 512キロビットロムカセット[2] DMG-BLA
3 ブロディアランド 日本 199008111990年8月11日
ファミコン トンキンハウス トンキンハウス 2メガビットロムカセット RPG要素が追加

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通29/40点 (PCE)[3]
25/40点 (GB)[4]
PC Engine FAN20.24/30点 (PCE)[1]
(総合322位)
TurboPlay7/10stars (PCE)[5]
Aktueller Software Markt5.4/12点 (PCE)[5]
5.4/12点 (GB)[6]
ファミリーコンピュータMagazine14.97/30点 (GB)[2]

PCエンジン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計29点[3]、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.24点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で322位(485本中、1993年時点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.91 2.84 2.85 2.97 2.92 2.98 17.47

ゲームボーイ版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、14.97点(満30点)となっている[2]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.36 2.39 2.51 2.62 2.45 2.64 14.97

ファミコン版

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、16.1点(満30点)となっている[7]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.9 2.5 2.7 2.7 2.6 2.7 16.1

脚注

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  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、136頁。 
  2. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、202頁。 
  3. ^ a b BLODIA まとめ [PCエンジン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年11月3日閲覧。
  4. ^ a b ブロディア まとめ [PCエンジン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年11月3日閲覧。
  5. ^ a b Diablo for TurboGrafx-16 (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月3日閲覧。
  6. ^ Diablo for Game Boy (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月3日閲覧。
  7. ^ 『超絶大技林』 '97年秋版、徳間書店〈トクマ・インターメディア・ムック〉、1997年。ISBN 978-4-19-820018-3 

関連項目

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外部リンク

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