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プラギャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プラギャン
プラギャンに搭載された機器の説明
所属 インド宇宙研究機関
状態 展開前
目的 月の化学組成の調査
設計寿命 14日
打上げ機 LVM3
打上げ日時 2023年7月14日
軟着陸日 2023年8月23日
機能停止日 2023年9月4日
通信途絶日 2023年9月22日
質量 26 kg(ローバーのみ)
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プラギャンサンスクリット語: प्रज्ञान英語: Pragyan)は、インド宇宙研究機関(ISRO)が開発した月面車チャンドラヤーン3号ミッションの構成要素の一つで、2023年7月14日に地球から打ち上げられ、1か月後の8月23日にはプラギャンを搭載した月着陸機が月面への軟着陸に成功した。プラギャンは8月24日に着陸機から展開され、月面での移動探査を開始した[1]。プラギャンには科学観測機器としてX線分光計とLIBSが取り付けられている。

2019年に打ち上がったチャンドラヤーン2号にもほぼ同型の探査車が搭載されていた[2][注 1]

月面に降ろされた後は搭載された観測機器による観測のほか、将来的な月面からの帰還機の開発を想定して月面から数十センチメートルの高さに飛び上がる実験も行われた。その後、月の夜を迎える9月4日には着陸機ともども受信機を有効にしたままスリープモードに入ったが、月が夜明けを迎える9月22日になっても通信は確立しなかった。これはもともと14日間の設計寿命だったためで、極低温となる月の夜に耐える設計ではなかったのだが、その後もISROは通信再開の可能性を探った。[3]

脚注

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出典

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  1. ^ India's Chandrayaan-3 moon rover Pragyan rolls onto the lunar surface for 1st time”. Space.com (2023年8月24日). 2023年8月25日閲覧。
  2. ^ インドの月探査機「チャンドラヤーン2号」、打ち上げ成功”. アストロアーツ (2019年7月22日). 2023年8月23日閲覧。
  3. ^ 長い夜が明けて着陸機と探査車は応答せず インド月探査「チャンドラヤーン3号」続報”. sorae (2023年9月28日). 2023年10月2日閲覧。

注釈

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  1. ^ チャンドラヤーン2号と3号の月面車は質量などで若干の差異がある。

関連項目

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外部リンク

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