プリス・パピルス
表示
プリス・パピルス(英語: Prisse Papyrus)は、エジプト中王国時代の第12王朝のパピルスで[1]、フランスのオリエント研究家エミル・プリス・ダヴェンヌによりテーベで発見され、1847年に発表された。現在ではパリのフランス国立図書館に収蔵されている。
このパピルスの文書は第4王朝のファラオ スネフェルに仕えたと称する『カゲムニの教訓』の最後の2ページを含んでいる。これは格言や実践的な訓戒をとりまとめたものである。
『カゲムニの教訓』の次には、唯一完全に伝わった『プタハホテップの教訓』が記述されている[2][3][4][5]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ I. E. S. エドワード, N. G. L. ハモンド, C. J. Gadd, 『ケンブリッジの古代史』(The Cambridge Ancient History), ケンブリッジ大学出版 1975, p.159
- ^ ミリアム・リヒタイム, 『古代エジプト文学 第1巻』(Ancient Egyptian Literature, Volume I), 1973, p.59
- ^ Z.Zába (1956) retrieved 11:20GMT 24/9/11
- ^ papyrus "Prisse" JW Bone (1887)
- ^ バティスコンベイ G. ガン, 『東方の知恵 プタハホテップの教訓とカゲムニの教訓 世界最古の本』(THE WISDOM OF THE EAST, THE INSTRUCTION OF PTAH-HOTEP AND THE INSTRUCTION OF KE'GEMNI: THE OLDEST BOOKS IN THE WORLD), ロンドン, JOHN MURRAY, ALBEMARLE STREET, 1906, https://www.gutenberg.org/files/30508/30508-h/30508-h.htm
文学
[編集]- 『カゲムニからの教訓』 ミリアム・リヒタイム『古代エジプト文学 第1巻(Ancient Egyptian Literature, Volume I), 1973, pp.59ff』に収録
- 『プタハホテップの教訓』 ミリアム・リヒタイム 『古代エジプト文学 第1巻(Ancient Egyptian Literature, Volume I), 1973, pp. 61ff』に収録
- "Papyrus Prisse" by Franz. Joseph Lauth 2011年9月24日 10:53(UTC) 閲覧
- papyrus "Prisse" JW Bone (1887) 2011年9月24日 11:34(UTC) 閲覧
- text written-Isaac Meyer 2011年9月25日 13:36(UTC) 閲覧
外部リンク
[編集]- Teaching of Ptahhotep, ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン