プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
プリズナーズ・オブ・ ゴーストランド | |
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Prisoners of the Ghostland | |
監督 | 園子温 |
脚本 |
アーロン・ヘンドリー レザ・シクソ・サファイ |
製作 |
マイケル・メンデルソーン レザ・シクソ・サファイ ローラ・リスター コウ・モリ ネイト・ボロティン |
製作総指揮 |
ナタリー・ペロッタ ニック・スパイサー アラム・ターツァキアン 定井勇二 横濱豊行 |
出演者 | ニコラス・ケイジ |
音楽 | ジョセフ・トラパニーズ |
撮影 | 谷川創平 |
編集 | テイラー・レヴィ |
製作会社 |
イレブンアーツ XYZフィルムズ |
配給 |
RLJEフィルムズ ビターズ・エンド |
公開 |
2021年9月17日[1] 2021年10月8日[2] |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(原題:Prisoners of the Ghostland)は、2021年のアメリカのスリラー映画。園子温が監督、アーロン・ヘンドリーとレザ・シクソ・サファイが脚本を務め、ニコラス・ケイジ、ソフィア・ブテラ、ビル・モーズリーらが出演する。
あらすじ
[編集]ヒーローはプロの犯罪者として名をとどろかせていたがある日、銀行強盗に失敗する。裏社会を牛耳るガバナーに失敗を責められたヒーローは、ガバナーから自分のもとを逃げ出した女バーニスを連れ戻すよう命じられる。
ヒーローは彼女を探すうち、“ゴーストランド”という町にたどり着く。そこは、東洋と西洋の文化が混じり合う、暴力に満ちた町だった。
キャスト
[編集]- ヒーロー:ニコラス・ケイジ
- バーニス:ソフィア・ブテラ
- ガバナー:ビル・モーズリー
- サイコ:ニック・カサヴェテス
- ヤスジロウ:TAK∴
- スージー:中屋柚香
- ラットマン:YOUNG DAIS
- ステラ:古藤ロレナ
- ナンシー:縄田カノン
- キュリ:栗原類
- ナベ:渡辺哲
- ガムボーイ:潤浩
- 忍者:鈴木聖奈
製作
[編集]開発
[編集]2018年12月、園子温がニコラス・ケイジ主演の初の海外製作・英語デビュー『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』に取り組んでいることが発表された。ケイジは本作を「今まで作った中で最もワイルドな映画になるかもしれない」と語った[3]。2019年2月、イモージェン・プーツの出演に決まった直後、園は心筋梗塞による緊急手術を受け[4]、本作のプリプロダクションを中止した[5]。2019年11月、アーロン・ヘンドリーとレザ・シクソ・サファイの脚本から、ソフィア・ブテラ、エド・スクライン、ビル・モーズリー、YOUNG DAIS、坂口拓が非公開の役柄で参加した。
撮影
[編集]2019年11月6日に日本でプリンシパルフォトグラフィーが開始され、谷川創平が撮影監督を務めた[6][7]。また、2020年3月31日にカリフォルニア州ロサンゼルスで撮影が行われた[8]。
公開
[編集]2021年1月31日に開催された「2021年サンダンス映画祭」でワールドプレミア上映された[9]。RLJEフィルムズがサンダンス映画祭で本作の配給権を獲得し、2021年9月17日に劇場およびビデオ・オン・デマンドで公開する[10]。
評価
[編集]批評家の反応
[編集]Rotten Tomatoesでは、70人の評論家のレビューをもとに76%の支持率を得ており、平均評価は6.4/10となっている。同サイトの批評家の意見では、「『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、園の最も特徴的な作品からは程遠いが、ニコラス・ケイジの爆発的な演技をフィーチャーした、愉快でゴージャスなジャンルのマッシュアップを楽しみたい視聴者は、楽しめるかもしれない」としている[11]。Metacriticでは、14人の批評家のレビューをもとにした加重平均スコアは100点満点中54点で、「賛否両論」となっている[12]。
スクリーン・デイリー紙は、園子温の作品を高く評価し、「この映画は、様々な影響を受けたものに捕らえられていますが、ケイジはとてもエネルギッシュなので、その捕虜になることも気にならない」と書いている[13]。バラエティ誌は、賛否両論のレビューを掲載し、「何となくだが、ケイジが園と組んでも不思議ではないように思える」と書いている[14]。
脚注
[編集]- ^ Miska, Brad (August 4, 2021). “'Prisoners of the Ghostland': Nicolas Cage Takes on Ghosts, Samurais and Ninjas September 17th, from RLJE Films!”. Bloody Disgusting. August 5, 2021閲覧。
- ^ “園子温監督&ニコラス・ケイジのタッグ作、10月8日公開! ビジュアル&日本人キャストも発表”. 映画.com. (2021年7月31日) 2021年8月17日閲覧。
- ^ Nordine, Michael (2018年12月14日). “Nicolas Cage Calls ‘Prisoners of the Ghostland’ ‘The Wildest Movie I’ve Ever Made’” (英語). IndieWire. 2021年8月18日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年2月8日). “園子温監督が心筋梗塞、救急搬送で手術 妻・神楽坂恵の出産直後に”. サンスポ. 2021年8月18日閲覧。
- ^ Blair, Gavin J. (2019年2月7日). “Japanese Auteur Sion Sono Hospitalized After Heart Attack” (英語). The Hollywood Reporter. 2021年8月18日閲覧。
- ^ Kay, Jeremy (November 6, 2019). “Sofia Boutella, Ed Skrein join 'Prisoners Of The Ghostland' (Exclusive)”. Screen Daily. November 15, 2020閲覧。
- ^ Pai, Akshay (January 15, 2020). “Nicolas Cage's next 'Prisoners of Ghostland' is being directed by 'the most subversive filmmaker in Japan'”. Meaww. November 15, 2020閲覧。
- ^ “'Prisoners of the Ghostland'”. ProductionList.com (March 31, 2020). December 20, 2020閲覧。
- ^ Debruge, Peter (December 15, 2020). “Sundance Film Festival Lineup Features 38 First-Time Directors, Including Rebecca Hall and Robin Wright”. Variety. Penske Media Corporation. December 16, 2020閲覧。
- ^ Miska, Brad (August 4, 2021). “'Prisoners of the Ghostland': Nicolas Cage Takes on Ghosts, Samurais and Ninjas September 17th, from RLJE Films!”. Bloody Disgusting. August 5, 2021閲覧。
- ^ “Prisoners of the Ghostland (2021)”. Rotten Tomatoes. Fandango. July 11, 2021閲覧。
- ^ “Prisoners of the Ghostland (2021) Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. February 6, 2021閲覧。
- ^ Grierson, Tim (February 1, 2021). “Prisoners of the Ghostland Sundance Review”. Screen Daily. March 25, 2021閲覧。
- ^ Prisoners of the Ghostland Review Nicolas Cage