プレオリンピック
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プレオリンピックとは、オリンピック大会に向けて、その開催都市で事前に行われる競技大会。競技施設や大会運営などをテストする目的で実施される[1]。
1964年東京オリンピック前年の1963年に大会組織委員会が競技の運営に万全を期すため、諸外国に呼びかけて「東京国際スポーツ大会」を開いた[2]。以後、オリンピック大会の前年に類似の大会を開くようになった。近年は大規模な総合競技大会としてではなく、最小限の運営チェックとして一定期間内に競技別の国際大会を順次開催する形式で行われることが多い[3]。
目的
[編集]プログラムは、次の3種類の大会で構成される[4]。
本番で使用する会場、施設、設備において、計時やスコアシステムなどの機器のテスト、および運営スタッフの動きや選手動線の確認などに焦点があてられる[5]。
開催都市一覧
[編集]- 2008年北京オリンピック - 好運北京(中国語版)
- 2012年ロンドンオリンピック - London Prepares series(英語版)
- 2016年リオデジャネイロオリンピック - Aquece Rio[6]
- 2020年東京オリンピック - READY STEADY TOKYO
脚注
[編集]- ^ “オリンピック憲章 55.OCOGが主催するプレ・オリンピック大会”. 日本オリンピック委員会. 2021年3月2日閲覧。
- ^ “(東京五輪物語)開幕前年:1 初めてのリハーサル大会 36カ国参加、まずは及第点”. 朝日新聞. (2019年7月27日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ “「プレ五輪」続々始まる 本番想定、「時計」もテスト”. 朝日新聞. (2019年6月27日) 2021年3月2日閲覧。
- ^ “2020年東京オリンピック・サーフィンのテストイベントは、7/18-21に実施。”. THE SURF NEWS. (2019年1月23日) 2021年3月7日閲覧。
- ^ “濃霧の予想も東京五輪成功の鍵? サーフィンのテストイベントが示した課題”. スポーツナビ (2019年9月30日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “Aquece Rio”. 2021年2月20日閲覧。