プレシオモナス・シゲロイデス
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プレシオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides)は、腸内細菌の一種でありグラム陰性の通性嫌気性菌である。極短毛の鞭毛を持ち、莢膜や芽胞は持たない。腸内細菌科菌群からは除外される[1]。チトクロームcオキシダーゼテスト陽性であり、腸内細菌の特徴から例外的な菌である。
生息
[編集]主として熱帯、亜熱帯地域の淡水中に分布している[2]が、日本でも普通に検出される[3]。日本では1982年に食中毒の原因菌に指定された[4]。
病状
[編集]主な症状は下痢と腹痛で、水溶性下痢が主で時に発熱もみられる[4]。症状は比較的軽い場合が多いが、まれにコレラや赤痢の様な激しい症状を伴うことがある[4]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 食品微生物の基礎知識 腸内細菌科菌群とは 日本食品微生物学会
- ^ プレシオモナス・シゲロイデス 東京都福祉保健局
- ^ 高畑薫,橋田修志,藤居敏 ほか、「東京都内の自家用井戸水における大腸菌群汚染状況」 日本食品微生物学会雑誌 1995年 12巻 2号 p.141-145, doi:10.5803/jsfm.12.141
- ^ a b c プレジオモナス・シゲロイデス感染症とは 国立感染症研究所