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プレスト (ラッシュのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『 プレスト』
ラッシュスタジオ・アルバム
リリース
録音 1989年6月~8月
ジャンル ロック
プログレッシブ・ロック
ハードロック
時間
プロデュース ラッシュ, ルパート・ハイン
ラッシュ アルバム 年表
ラッシュ・ライヴ〜新約・神話大全
(1989年)
プレスト
(1989年)
クロニクルス
(1990年)
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プレスト』 (Presto) は、カナダ出身のロックバンドラッシュの13作目のスタジオ・アルバム

アトランティック・レコードに移籍後初のアルバム。

共同プロデューサーにピーター・コリンズを迎えようとしたがスケジュールが合わず断念。いくつもの候補の中から、様々なアーティストとの経験があるイギリス人のプロデューサー、ソングライター、キーボーディストのルパート・ハインを迎えた。当時、70枚以上のレコードのプロデュースに加え、自分でも15枚ほどのアルバムを作ってきた人物で、このような経験、アイデアと熱意が、特にキーボードとボーカルのアレンジの分野で、キーパーソンとなった。[1]

今作からシンセサイザーを減らし、ギター主体のアレンジへ回帰し、歌詞では重いメッセージ性の強いものはなくなり、緩いアプローチを採用している。

リードシングル「Show Don't Tell」はアメリカのアルバム・ロック・チャートで1位を獲得した。

ニール・パートが使用した機材は、ハードウェアがLudwigTamaPearl、Premierなどを組み合わせたハイブリッドセットを使用。シンバルはチャイナを除き、すべてジルジャン製。電子キットはddrumのパッド、Sharkのフットペダル、Yamaha midiコントローラー、Akai S900を組み合わせている。[2]

背景

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アレックス・ライフソンゲディ・リーは音楽の方向性について話し合った際、バンドのサウンド、感情、エネルギーの核はギターからきており、「プレスト」ではそこへ戻りたいということで意見が一致した。[3]

難産だった前作までと異なり、1日1曲で10日間のプリプロダクション作業の予定が、わずか1日半で完了し、予定よりも4週間程度早く完成した。

収録曲

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Presto track listing
全作詞: ニール・パート、全作曲: アレックス・ライフソンゲディ・リー
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Show Don't Tell」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
2.「Chain Lightning」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
3.「The Pass」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
4.「War Paint」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
5.「Scars」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
6.「Presto」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
7.「Superconductor」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
8.「Anagram (For Mongo)」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
9.「Red Tide」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
10.「Hand Over Fist」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー
11.「Available Light」ニール・パートアレックス・ライフソンゲディ・リー

チャート

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Year Chart 最高順位
1989 Billboard 200 16[4]
全英アルバムチャート 27[5]

脚注

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  1. ^ "Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ "Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  3. ^ "Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ Presto chart position in the US”. Billboard. 2023年1月18日閲覧。
  5. ^ Rush chart positions in the UK”. 2023年1月18日閲覧。