プレスト (ラッシュのアルバム)
『 プレスト』 | ||||
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ラッシュ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1989年6月~8月 | |||
ジャンル |
ロック プログレッシブ・ロック ハードロック | |||
時間 | ||||
プロデュース | ラッシュ, ルパート・ハイン | |||
ラッシュ アルバム 年表 | ||||
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『プレスト』 (Presto) は、カナダ出身のロックバンド、ラッシュの13作目のスタジオ・アルバム。
アトランティック・レコードに移籍後初のアルバム。
共同プロデューサーにピーター・コリンズを迎えようとしたがスケジュールが合わず断念。いくつもの候補の中から、様々なアーティストとの経験があるイギリス人のプロデューサー、ソングライター、キーボーディストのルパート・ハインを迎えた。当時、70枚以上のレコードのプロデュースに加え、自分でも15枚ほどのアルバムを作ってきた人物で、このような経験、アイデアと熱意が、特にキーボードとボーカルのアレンジの分野で、キーパーソンとなった。[1]
今作からシンセサイザーを減らし、ギター主体のアレンジへ回帰し、歌詞では重いメッセージ性の強いものはなくなり、緩いアプローチを採用している。
リードシングル「Show Don't Tell」はアメリカのアルバム・ロック・チャートで1位を獲得した。
ニール・パートが使用した機材は、ハードウェアがLudwig、Tama、Pearl、Premierなどを組み合わせたハイブリッドセットを使用。シンバルはチャイナを除き、すべてジルジャン製。電子キットはddrumのパッド、Sharkのフットペダル、Yamaha midiコントローラー、Akai S900を組み合わせている。[2]
背景
[編集]アレックス・ライフソンとゲディ・リーは音楽の方向性について話し合った際、バンドのサウンド、感情、エネルギーの核はギターからきており、「プレスト」ではそこへ戻りたいということで意見が一致した。[3]
難産だった前作までと異なり、1日1曲で10日間のプリプロダクション作業の予定が、わずか1日半で完了し、予定よりも4週間程度早く完成した。
収録曲
[編集]全作詞: ニール・パート、全作曲: アレックス・ライフソン & ゲディ・リー。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Show Don't Tell」 | |
2. | 「Chain Lightning」 | |
3. | 「The Pass」 | |
4. | 「War Paint」 | |
5. | 「Scars」 | |
6. | 「Presto」 | |
7. | 「Superconductor」 | |
8. | 「Anagram (For Mongo)」 | |
9. | 「Red Tide」 | |
10. | 「Hand Over Fist」 | |
11. | 「Available Light」 |
チャート
[編集]Year | Chart | 最高順位 |
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1989 | Billboard 200 | 16[4] |
全英アルバムチャート | 27[5] |
脚注
[編集]- ^ “"Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “"Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “"Presto" linernotes and more from Power Windows: A Tribute To Rush”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “Presto chart position in the US”. Billboard. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “Rush chart positions in the UK”. 2023年1月18日閲覧。