プロジェクト‐ノート:紀年法/元号記事フォーマット
節分けの提案
[編集]日本以外の元号についても、日本の元号と同じように、改元情報(始期・終期・改元理由)と、その年代の出来事を分けた方が見やすくなると思いますがどうでしょうか。冒頭部もすっきりしますし。本当は、目次があれば{{ウィキプロジェクトリンク|紀年法}}の置き場所が確保できてさらに良いのですが、無理して作る必要はないでしょうね。とりあえず、西暦対照表とぶつからないようにだけは注意が必要です。
また、ガイドライン(暫定)で、建元 (漢)を例に挙げてありますが、この元号は遡って作られたイレギュラーな例なので、典型例としては他のものの方が良いかと思いました。--oxhop 2007年5月3日 (木) 13:00 (UTC)
- 現状は、だいたいYonoemonさんの書式の追認です。一部の記事で「改元」と「できごと」に相当する記述が定義部の下に箇条書きされていたので、それをそのままとりいれました。「改元」節は私も設けたほうがよい(定義部に記入すると西暦年と旧暦月日を併記することになりまずいのでガイドライン草案でも禁止してあります)と考えますが、「できごと」と分けると節が多くなりすぎるので、そのままにしてあります。どうすればいいでしょうか。
- 建元 (漢)を例に挙げている点については、今のところガイドライン草案ではこのフォーマットだけを指定しているので、いずれ消去されることになります。最初は黄初などいろいろ考えてみたのですが、なかなか全てをカバーしている記事がなくてこのフォーマットを作りました。ほかによいモデル記事の候補があればご教示ください。--Novo 2007年5月3日 (木) 13:37 (UTC)
- 節構成としては、冒頭にできごと2-3例、==改元==に原文・出典情報及び改元理由など、==対照表==、==参考文献==、==関連項目==でしょうか。改元という節名は不自然ですから、やはり出典かな。現行構成とは並び順を代えれば(現行は対照、出典、参考文献、関連項目)、対照表とPJリンクとが干渉することは防げますね。--田英 2007年5月3日 (木) 14:11 (UTC)
- 節構成に==改元==を入れる必要はありますかね。改元期日ならば出来事に記入すればよいし、また改元理由についても定義部か出来事に記載することで十分に対応可能だと思います。日本の元号では==改元==を入れているようですが、冗長な気がしてなりません--Yonoemon 2007年5月14日 (月) 23:48 (UTC)
- 確かに冗長と感じるかもしれませんね。ただ、建元情報や改元情報と出典情報とは集約してしまえるのではないか、と思います。なので出典という節名で対照表の下段にもってきてはどうかと思うのですが、どうでしょうか。--田英 2007年5月15日 (火) 12:51 (UTC)
私は、「改元」に関する情報とその時期におきた他の「出来事」とは節を分けて表記した方が便利だと思います。確かに、改元はその時期に起きた大きな出来事でしょうから、ひとまとめにするのも一理あります。しかし、(1) 改元は(当然のことですが)改元される以前の出来事を契機としてなされるため、それを説明せざるを得ませんが、その年号が使われていた時期の出来事からははみ出てしまいます。これが読者の立場で見ると、構成上ちょっと分かりにくく感じています。また、唐突な感じがあります。(2) 各年号の始まりと終わりに関しては全記事において書くことが可能ですし、必要な情報です(不確定なケースでもその旨を書く必要はあると思います)。これに対し、その時期におきた他の出来事については、必ずしも書くべきことがあるとは限りません(短期の場合など特に)。両者は同じ出来事でも、記事内での立ち位置が異なると思います。
田英さんの御提案についてですが、確かにいつ改元したというのは史書などが典拠になるでしょうから、ひとまとめにできそうですが、「出典情報」というのは私年号記事にあるような漢文の引用なのでしょうか? どういう感じを想定されているのか、ちょっとイメージがわかないので、サンプルを見せていただけるとありがたいです。史料によって齟齬があるケースでは、何々には「××」とあるが、何々には「△△」とある、というように出典に言及するというのが思いつきますが、確定している例では、端的に日本語文で説明して<ref>で文献名のみ示して、「脚注」節にリンクでもいいような気がするのですが。oxhop 2007年5月19日 (土) 15:15 (UTC)
- 私年号のイメージが先行しており、「改元のあったこと」の明示への関心が強すぎました(反省)。考えていたのは、聖冊とか大昌のように、開始時期と終了時期(次の元号の開始記事)であり、これもYonoemonさんの書式の模倣の延長でした。わざわざ漢文で書き出すのは好ましいことではない、とのことであれば、脚注に退避させるのでもよいと思います。ただし、改元記事の出典については以前にもHimetvさんからも指摘をいただいていたように文献名と巻数との表記が欲しいところです。
- 通常の元号について「なぜ改元したのか」「その元号の由来(本来の出典)」を求めると、なかなか書けるものがなくなってしまうのではないか、とも思います。私の編集した新羅の元号/後高句麗の元号では、残念ながら今のところ、「なぜ」「何に拠って」を記すための情報は集められていません。--田英 2007年5月20日 (日) 05:05 (UTC)
- アクセスしづらい史料について、漢文での引用をしていただけるのは大変有益なことだと思います。ただ、日本語での解説がメインで、史料がそれを補完するという形がベターだろうと考えています。したがって、「改元」節の下に「史料」節をつくるという方法も有りかな、と思いました。この場合、漢文を読むことに慣れている方にとっては重複記載となるかもしれませんが、目的が異なるということで了解していただけると思います。
- 日本の元号でいうところの「出典」(Novoさんは「用字の出典」と書かれていたと思いますが)について、日本以外の元号の記事で書くことは求めていません。確か、所功著『年号の歴史 元号制度の史的研究』(雄山閣、1988年)だったと思うのですが、そういう情報は日本以外では見たことがないという話が書かれていました。そもそも年号選定のプロセスが違うのかもしれませんし。次に「なぜ改元したのか」は、代始改元の場合は分かりやすいですが、それ以外ははっきりと明記していないことも多いと思います。その場合は勝手に想像して書くわけにもいかないので、仕方がないです。祥瑞改元、災異改元について、分かる範囲で言及するということでどうでしょうか。あと、私がいつも探す情報は、その元号が年始から始まるのか、途中から始まっているのかです。これは冒頭部に書いてあっても良いと思うのですが、そちらは年始からスタートする場合にまで1月1日からと書くのも煩瑣ですので、「改元」節に厳密に書くようにすれば良いのではないか、と思います。
- 出典の特定に関しては、巻数は必須ですね。このあたりは、Wikipedia:出典を明記するに書いてあってもよさそうな事柄だろうと思いますが、書いてないですね。--oxhop 2007年5月21日 (月) 13:14 (UTC)
- 出典の特定については、現行のガイドライン草案に、「史書を出典とする場合、書名、巻数、本紀・列伝等の書誌情報を明示し、建元、改元の事項が記載された原文を引用する(単に“自立”や“称帝”とあるだけの文は認めない)。」という条項を置いていますので、これが一応適用されると思います(私年号を念頭に置いて私が書いた条項ですが、文脈上は微妙なつながりですので、拡大解釈するか、適当にかきかえてもといいと思います)。--Novo 2007年5月21日 (月) 16:38 (UTC)
- 出典史料では巻数を入れるのは必須事項でしょう。そうでなければいくら漢文史料を引用しても検索できないという事態が発生します。
- またか改元理由ですが、日本以外の年号では代始改元以外はその理由が明らかになっていないものが殆どです。oxhopさんのおっしゃる通り想像で記事作成するわけにもいかないので、あえて「改元」の節を作るまでの必要はないと考えます。
- もし明らかに祥瑞改元、災異改元であるならば史料にその旨が明記されるはずですので、「出典」の節を設け史料引用を行い、そこにその旨を記載するか、定義部に記載すれば十分に事が足ります。殆どの元号記事に付帯されない「改元」節を設ける積極的な理由が思い当たりません。--Yonoemon 2007年5月21日 (月) 23:48 (UTC)
- 出典史料名の示し方については、節を改めましたので、そちらもよろしくお願いします。
- 節に分けるほど記載内容が多くないではないか、というお考えは承りました。しかし、視点を変えて見て下さい。百科事典の読者は必ずしも記事の最初から順番に全てを読んでいくとは限りませんよね。特に調べものをする際は、何か目的があるはずで、その場合に、節を分けずに様々な情報がひとつの場所に集められていると、目的の情報を見つけだすのに手間と時間がかかります。改元の時期および理由について知りたい場合は、「改元」節を見れば目的を達することができます。それ以外の情報を知りたい場合は、「改元」節を除いた部分を探せばよく、また、改元情報が無い分、探す範囲が少なくてすみますよね。
- 確かに、改元理由が定かでない場合は2文だけでお終いということもあります(そうなる記事が多くなるでしょう)。しかし、他に改元理由が書いてある記事との対比により、この節に理由が書いていないのであれば、それに関する情報がないということが容易かつ迅速に知ることができますよね。このように、全記事に「改元」節があると利便性が増すことになります。--oxhop 2007年5月22日 (火) 16:12 (UTC)
- 元号記事フォーマットについては参加者の方々の合意に従おうと考えていたのですが、「他の紀年法」節の整備のついでに元号記事に手を入れることが多く、迷うケースも出てきているので、私見をのべます。あまりまとまってません。
- 「改元」節は、改元自体に特記すべき事項があるようなケースではすでに立てている場合もありますが、全体としては立てていません。これは、すでに指摘があるように、日本以外の元号で「用字の出典」がまずないので、節を作っても書くことが少ないことによります。
- ただ、改元の月を書き込むときに陰暦の月を西暦年の後に書くのはまずいので、それをどこかに挿入できないかと駒っていて、結果としては面倒がって現行のフォーマットのように箇条書きで済ませたり、冒頭部の西暦年のあとに「旧×月」と書いたりしていて、一貫していません。
- oxhopさんが指摘された「その元号に改元したことをどう書くか難しい」というのは感じていますが、下にある新しいTemplate作成によって整理できるような気もしますので、「改元」節必須にまではしなくてもいいのではないかなと、ぼんやり感じています。個人的見解です。--Novo 2007年6月26日 (火) 18:57 (UTC)
出典史料名の示し方
[編集]出典史料名の示し方は、元号記事に限らず、広く歴史記事全般に共通の事柄ですから、このプロジェクトのガイドラインにおいてではなく、Wikipedia:出典を明記するか、あるいは、歴史プロジェクトでガイドラインとして規定して、紀年法プロジェクトでもそれを準用するという形にした方がいいと思います。書式に関しては、いろいろと流派(?)があるみたいで、ひとつに統一するということは難しいかもしれませんが……。まあ、おすすめの書き方がいくつか例示してあると、便利ではあります。--oxhop 2007年5月22日 (火) 16:12 (UTC)
- 中国関係の史学論文で一般的な引用方法は下記の通りです。
- 『元史』巻12 本紀第12 世祖9
- 建寧路管軍総管黄華叛,衆幾十万,号頭陀軍,偽称宋祥興五年,犯崇,安、浦城等県,囲建寧府。
- 『元史』巻12 本紀第12 世祖9
- 書籍情報は上記で問題ないでしょう。もしこれに追加するとすれば「●●○年条」でしょうか。
- 引用史料ですが、中華書局本に従い「,」と「、」で区分されています。「,」は句点、「、」は並列です。また中華書局本では固有名詞には金三張四のようにアンダーバーを引いていますが、史料そのものの公開ではないので必要はないものと考えています。
- 字体に関してはいつぞやの井戸端で常用漢字体を主とするという原則があったので、旧字体は常用漢字体に改めるべきです。--Yonoemon 2007年6月3日 (日) 01:49 (UTC)
- 中文の「,」「、」は和文では「、」「・」に書き換えても良いというよりも、並列の「、」については書き換えないと誤解が生じそうですので積極的に書き換えたほうがよいと思います。また、固有名詞にアンダーバー(中華書局本(縦書き)では左傍線ですね)は付さない、漢字は常用漢字体に改める、という点は同意です。句点と読点とを区別しない書式もありますが、これはあまり拘らなくても良いでしょうか?私自身では、明確な場合には「、」「。」を書き分けるようにしていますが、全部「。」で通したこともあるようで、すこし気になりました。--田英 2007年6月3日 (日) 02:14 (UTC)
- 私年号記事における史料原文の引用についてですが、周囲にそれなりの環境のある人でないとやりにくいでしょうし、一番積極的だったYonoemonさんが「出典」節スタブの記事を大量に残して去ってしまわれたので、さしあたり長期的課題にしておいてもいいのではないでしょうか。私の出来る範囲は二次資料に出ている出典の書誌情報をそのまま孫引きして書くぐらいで、原典にはあまり積極的には当たっていません(二次資料の書誌情報を示せればWikipediaとしての要求は満たされていると考えます)。--Novo 2007年6月26日 (火) 18:57 (UTC)
冒頭部のテンプレート
[編集]中国語版には、記事冒頭部の右上にzh:Template:Eranameboxが貼ってあります。(1) 始期終期、(2) 政権(王朝)名、(3) 君主名、(4) 使用年数、(5) 当該政権期間における位置、が表になっています(5は省略可)。これの日本語版への導入についてどう思われますか?
またこれに加えて、Template:中華圏の事物やTemplate:朝鮮の事物を組み込んで、(6) 現地語表記、(7) ピンイン表記(中国の元号のみ)・注音符号表記(台湾の場合)、(8) 現地語発音のカナ表記を、そして (9) {{ウィキプロジェクトリンク|紀年法}}を取り込むことも考えられます(6から8は空欄の場合は欄自体非表示になるようにします)。これらについても、どう思われますか?
冒頭定義部で、(1)(2)(3)については言及しているはずなので重複になりますが、(6)(7)(8)についてはテンプレが導入されれば定義部からはカットしてもいいと思います。表があまり大きくなると、対照表との衝突可能性が高まる危険はありますが、冒頭部と対照表の間に「改元」などの記述があれば問題は回避できると考えています。以上、ご意見をお聞かせ下さい。--oxhop 2007年5月22日 (火) 16:16 (UTC)
- (6)現地語表記というのは朝鮮元号のハングルと、ベトナム元号のアルファベット表記(クオック・グー?)とに限定でしょうか。(西夏とか無理ですよね?)渤海元号では(6)ハングルと(7)ピンインとの併記することになる→(8)相当が二つになるでしょうか。それと、新規のテンプレート (Info-box?) を用いるのであれば、対照表(西暦・干支、他元号)・元号テンプレートと表形式のものが3、4個となり、にぎやかに過ぎる気がします。他元号の対照表は西暦干支の対照表にまとめることと、先代次代型元号テンプレートを廃止(新規テンプレートに組み入れ)として、表は2つに留めるなどの整理が必要だと思います。或いは韓国語版の新羅王のテンプレートのようなものを政権・王朝ごとに元号の並びでつくってあれば、その元号の先代次代と当該政権期間における位置は見やすくなるかもしれない、と考えておりました。でも、政権ごとにテンプレートを用意するのも冗長・非効率なので、統一テンプレートのご提案に傾きます。--田英 2007年5月24日 (木) 12:43 (UTC)
- 「現地語表記」は、ハングルとクオック・グーの他に簡体字・繁体字も考えていました。西夏文字はUnicodeに入っていないので、もしも情報提供していただける方がおられるのであれば画像を使ってということになりますが、これを制限する必要はないと思います。渤海は、確かに書き方を工夫しないと、ごちゃごちゃしてしまいますね。
- 対照表に関しては、掲載対象が少ないケースは1つに統合でよいと思いますが、そうでないケースは2つあってもやむを得ないと考えています。この件に関しては、掲載範囲なども含めて、改めて検討しましょう。
- 先代次代型元号テンプレートの吸収についてですが、他の先代次代テンプレートを使用している分野の記事(例えば戦国大名とか大統領とか)では、記事上部でinfobox、記事最下部で先代次代というように両方使用しているので、それと同じでいいかな、と思ったのですがダメでしょうか。それらとの違いは、元号の場合は記事の分量が少なくいためinfoboxがページ下部まで達する可能性があるという点でしょうか。--oxhop 2007年5月25日 (金) 14:05 (UTC)
- 冒頭部のテンプレート、中国語版で見て「なかなかかっこいいなあ」と思っていました。レイアウトのつくり方など分からないのでお任せしますが、ここに情報を集約すれば、冒頭部の定義を大幅に短くして、改元の記述や陰暦月の記述などの懸案も解決できるような気がします。基本的に作ることに賛成です。登載情報や対照表とのバランスなど細部をつめてみませんか。--Novo 2007年6月26日 (火) 18:57 (UTC)