コンテンツにスキップ

プロジェクト:競馬/スタイルマニュアル/解説/競走馬/構成/その2(出生からデビューまで)

デビューまで[編集]

その競走馬が出走するまでのことを書きます。幼駒時代の評判や育成のこと、競り市での取引のこと、馬主のことや、入厩先や調教のこと、馬名の命名などについて書くといいでしょう。入厩してからデビュー前までの調教のことなどは、出走履歴のほうに書いても構いません。

文量がさほど多くない場合など、独立した節としなくても構いません。

競り市での消費税に注意[編集]

近年は多くの競走馬が市場取引されています。高額馬はニュースになりますし、データベースを見れば多くの馬の売買価格がわかります。

ただし情報源では、取引価格は税込で書かれている場合と、税抜で書かれている場合があります。価格に消費税を含むかどうか明記されている情報源を確認するか、複数の情報源で照合してください。

ふつう、競り市では「消費税抜き」で競りが行われます。「6億円で落札」でも、実際に支払う額は消費税10%を加えて「6億6000万円」となります。

馬主の名義に注意[編集]

名義上の馬主と、実際の所有者が異なる場合があります。

(例)

JRAは近年、大馬主の法人化を推奨しています(主に相続時のトラブル対策と言われています。)。このため、実質的な個人馬主でも、「○○HD株式会社」などの法人名義になっている馬がいます。

仮定名称といって、個人の本名・法人の正式名とは異なる馬主名義を表示する場合もあります。

(例)

また、クラブ法人(一口馬主)では、競走馬の購買者、馬主(クラブ法人)、愛馬会法人が異なる法人になっています。

(例)
  • デアリングタクト - 競り市での購買者は「有限会社ノルマンディーファーム」、クラブ法人は「株式会社ノルマンディーサラブレッドレーシング」、愛馬会法人は「株式会社ノルマンディーオーナーズクラブ」

馬名の意味・由来[編集]

馬名の意味や由来にも出典は必要です。

JRAの所属馬は、JRAのHPから「馬名の意味」を検索できます。ただし現役馬に限られるため、引退後は検索できません。また、検索時のURLを直接リンクで示しても辿ることはできません。

ですが、重賞を勝つような馬であれば、他の情報源で馬名の意味や由来が説明されることも多いでしょう。

厳密には、馬名の「意味」と「由来」は異なります。JRAの馬名審査を通すために、馬主の本来の意図や由来とは異なる「意味」を届け出する場合もあるようです。G1級の競走馬などでは、馬主へのインタビュー記事などで「馬名を命名した理由」が語られることもあります。

(例)

馬主本来の意図とは異なった馬名になってしまう例も知られています。

(例)