プロメナ神戸
プロメナ神戸 | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒650-0044 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目8番1号 |
座標 | 北緯34度40分47秒 東経135度10分51.6秒 / 北緯34.67972度 東経135.181000度座標: 北緯34度40分47秒 東経135度10分51.6秒 / 北緯34.67972度 東経135.181000度 |
開業日 | 1992年(平成4年)10月1日[1] |
正式名称 | プロメナ神戸 |
施設所有者 | モルガン・スタンレーグループ[2] |
施設管理者 | 新栄不動産ビジネス[3] |
商業施設面積 | 15,674 m²[1] |
営業時間 | 店舗により異なる |
前身 | オーガスタプラザ[2] |
最寄駅 | JR神戸線神戸駅 |
外部リンク | http://www.promenakobe.com/ |
プロメナ神戸(プロメナこうべ)は、兵庫県神戸市中央区の神戸ハーバーランドにある複合商業施設。
歴史・概要
[編集]オーガスタプラザ
[編集]1992年(平成4年)に大阪ガスとその子会社アーバネックス(現・大阪ガス都市開発)が保有するビルに大手百貨店の髙島屋グループと大阪ガスグループが折半出資で設立した[4] オーガスタが運営する専門店が入居する商業施設オーガスタプラザとして開業した[5]。
日々の買い物客より見学や観光客が多いといわれる地区の特性による売上に繋がる集客力の弱さなどもあって[6]、阪神・淡路大震災が発生して被災した三宮や元町から買い物客が流入した1995年(平成7年)に売上高約80億円が最高で2000年(平成12年)に売上高約52億円へ落ち込んで開業以来毎年赤字を計上するなど業績が低迷し[4]、2002年(平成14年)までに累積損失が約80億円に上った[4]。
業績の低迷を受けて、ビルを保有していた大阪ガスが一体的に建設された隣接するオフィスビルの神戸ガスビルと共に[4]モルガン・スタンレーグループに売却して2002年(平成14年)6月7日に所有権が移転し、同時にその運営権も高島屋と大阪ガスの合弁会社からモルガン・スタンレー側のフェニックス・プロパティーズに移行したため、同年9月末運営会社オーガスタも解散した[5]。
この譲渡の時点では、高島屋がビル内に展開する9店舗を含む飲食・物販87店舗が入居していたが、高島屋がビル内に展開する9店舗が9月末の賃貸契約期間満了と共に閉店して高島屋グループは完全に撤退し[5]、他にも同じ9月末に契約が満了したテナントの一部が撤退したため営業休止となったフロアも生じた[7]。
プロメナ神戸の開業
[編集]モルガン・スタンレーグループは買収直後には既存店舗の残留か撤退かの意向確認と空き店舗への進展招致を並行して進めて2002年(平成14年)7月中旬ごろには新しい全体像を決めたいとしていた[5]。
しかし、三宮や元町と比べて集客力に欠ける神戸ハーバーランドの立地に難色を示されるなどテナント招致に苦戦し[2]、2003年(平成15年)10月に地下1階の軽食コーナーが和食やアイスクリーム、ピザ、ハンバーガーなどの14店を集めて開業するに留まった[8]。
また、同月にそれまで営業してきた映画館『abシネマ』が閉館し、同年末にその施設跡を活用して個性的な映画を上映する「単館系」と呼ばれる映画館『シネカノン神戸』が開業している[9]。
その後2003年(平成15年)7月18日時点では同年末から2004年(平成16年)初めにかけて他のフロアを開業させたいとしていた[8] が、その後もテナント集めに苦戦し、2004年(平成16年)7月26日時点では地下1階の軽食コーナーと1階の一部のカフェなど以外は閉鎖された状態で、同年11月19日に全館オープンすることを決めていたが、7,8階のテナントは決まっておらず検討中となっていた[2]。
2004年(平成16年)11月19日に[10] 大型の100円ショップや書店、若者向けの衣料品店などを目玉とする[11] 約50店で構成するプロメナ神戸[10] として全館が開業した[11]。
テナントやフロア構成の変化
[編集]2005年(平成17年)8月に住商アーバン開発が運営管理を受託し[12]、2007年(平成19年)4月1日に「美とリラクセーション」をテーマに改装した4階フロアが営業を始めて再び全館で開業した[13]。
また、大阪ガスグループからモルガン・スタンレーグループへ譲渡されていた一体的に建設された隣接するオフィスビルの神戸ガスビル[4] は、2007年(平成19年)7月に原弘産の特別目的会社(SPC)から特別目的会社(SPC)に185億円で売却されるなど所有権の移転も進んでいる[14]。
しかし、その後も2008年(平成20年)12月20日に「シネカノン神戸」が閉館し[9]、2009年(平成21年)8月にスポーツ施設が撤退するなどテナントの撤退が相次いだ[15]。
また、2009年(平成21年)1月から新栄不動産ビジネスが運営管理を受託する[3] など運営管理体制も変更された。
2010年(平成22年)7月23日には上層階を改装して[16] 最上階の18階で足湯につかりながら神戸の景色を眺めながら楽しめる[17] 大型温浴施設神戸ハーバーランド温泉 万葉倶楽部を開業した[18]。
店舗
[編集]2023年3月現在、以下の店舗が営業している。
階 | 店舗 |
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B1F(フードコート) | |
1F | |
2F | |
3F(医療モール) | |
4F(ビューティ) | |
5F |
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6F | - |
7F-16F |
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17F | - |
18F |
脚注
[編集]- ^ a b 都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC (Report). 日本ショッピングセンター協会. January 2012.
- ^ a b c d “11月19日に全館開店 プロメナ神戸”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2004年7月27日)
- ^ a b “「プロメナ神戸」PM業務開始”. 新栄不動産ビジネス 社内報 第57号 (新栄不動産ビジネス株式会社) (2009-5-1).
- ^ a b c d e “オーガスタプラザ売却 大阪ガス”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2002年5月11日)
- ^ a b c d 松井元 (2002年6月14日). “映像・音楽が主体に 消費者変化 街の姿に影響”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ 藤本陽子 (2002年5月11日). “モルガンに委ねる再生”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ “潮香る街 神戸ハーバーランド10年 上.玄関口”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2002年10月22日)
- ^ a b 小林由佳 (2003年7月19日). “オーガスタプラザ改装 10月一部オープン”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ a b 塩田武士 (2008年12月20日). “シネカノン神戸が閉館 入場料500円で「感謝」”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ a b “神戸ハーバー「ビーズキス」12月3日に開業”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2004年10月9日)
- ^ a b “ダイエー撤退候補、ハーバーランドに波紋”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2005年3月22日)
- ^ “会社沿革”. 住商アーバン開発. 2012年7月29日閲覧。
- ^ “神戸ハーバーランド復権へ プロメナ全館営業開始”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2007年4月1日)
- ^ “売買レポート 三菱商事が185億円で神戸ガスビルを取得、産業REITに組み入れへ”. 日経不動産マーケット情報 2007年9月号 (日経BP社) (2007-8-20).
- ^ 西井由比子 (2009年9月10日). “神戸・ハーバーランドに来年夏 大浴場進出”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ “神戸港眺め「白浜」に浸る…ハーバーランドに温泉施設”. 読売新聞 (読売新聞社). (2010年7月24日)
- ^ 福山絵里子 (2010年9月25日). “テナント撤退続く神戸ハーバーランド、「住」で再生-高層マンション開発進む(街が動く)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社)
- ^ “注目温浴施設ビジュアルレポート 開発&リニューアルの要点-地域一番店づくりの道を解く”. 月刊レジャー産業資料 2010年10月号 (綜合ユニコム) (2010-9-28).