プロリンtRNAリガーゼ
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プロリンtRNAリガーゼ(Proline—tRNA ligase、EC 6.1.1.15)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- ATP + L-プロリン + RNAAMP + 二リン酸 + L-プロリルtRNAPro
従って、この酵素は、ATPとL-プロリンとRNAの3つの基質、AMPと二リン酸とL-プロリルtRNAProの3つの生成物を持つ。
この酵素はリガーゼに分類され、特にアミノアシルtRNAと関連化合物に炭素-酸素結合を形成する。系統名はL-プロリン:tRNAProリガーゼ(AMP生成)(L-Proline:tRNAPro ligase (AMP-forming))である。プロリルtRNAシンターゼ、プロリントランスラーゼ等とも呼ばれる。この酵素は、アルギニン、プロリンの代謝及びアミノアシルtRNAの生合成に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、15個の構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1H4Q、1H4S、1H4T、1HC7、1NJ1、1NJ2、1NJ5、1NJ6、1NJ8、2I4L、2I4M、2I4N、2I4O、2J3L、2J3Mである。
出典
[編集]- Norton SJ (1964). “Purification and properties of the prolyl RNA synthetase of Escherichia coli”. Arch. Biochem. Biophys. 106: 147–152. doi:10.1016/0003-9861(64)90167-5. PMID 14217147.
- Peterson PJ and Fowden L (1965). “Purification, properties and comparative specificities of the enzyme prolyl-transfer ribonucleic acid synthetase from Phaseolus aureus and Polygonatum multiflorum”. Biochem. J. 97: 112–124. PMID 16749091.