コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヘイリー・ウィリアムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘイリー・ウィリアムス
ヘイリー・ウィリアムス(2013年)
基本情報
出生名 ヘイリー・ニコル・ウィリアムス
生誕 (1988-12-27) 1988年12月27日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシシッピ州メリディアン
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2004年 -
レーベル
共同作業者 パラモア

ヘイリー・ニコル・ウィリアムス英語: Hayley Nichole Williams[8][9]1988年12月27日[10] - )は、アメリカ合衆国シンガーソングライターであり、ロックバンドであるパラモアリード・ヴォーカリスト。身長157cm。

生い立ち

[編集]

アメリカ合衆国の南部にあるミシシッピ州ローダーデール郡メリディアンで、アイルランド系スコットランド系及びドイツ系の血を引く家系で生まれた。母親は教師のクリスティ・ウィリアムスと父親はジョーイ・ウィリアムスである。エリカとマケイラの二人の妹がいる。熱心なキリスト教徒の一家であり、幼少期は主にメリディアンで育った。非常にシャイな子であったが、歌が好きであり、地元の教会やバス停でよく歌っていた。同じ時期に両親が離婚し[11]、母親に引き取られる。やがて母親が再婚し新しい父親と暮らした。義理の父親に対しては複雑な感情を持っていた。13歳のときに故郷メリディアンを離れ、テネシー州フランクリンに家族と共に移った。この頃、すでに作詞や作曲をしていた。そのかたわらフランクリンにある私立学校に通った。

2002年、学校で運命的な出会いをした。後にパラモアのメンバーになるジョシュ・ファッロとザック・ファッロ兄弟との出会いである。お互い意気投合し、地元ファンク・カバー・バンド「The Factory」を結成。そこでジェレミー・デービスが新たに加入した。

すでにウィリアムスの歌声は、世間に広く知れわたっており、それは町中で絶賛されていた。ほどなくして、2003年、14歳の時にナッシュビルアトランティック・レコードと契約した。アトランティック・レコード側は、ウィリアムスをソロとしてデビューさせようとしたが、ウィリアムスはこれを強く拒否した。あくまでバンドとしてのデビューに最後までこだわった。結局、アトランティック・レコードでは無く、ウィリアムスはフュエルド・バイ・ラーメンで曲をリリースすることにした。ともあれ、ジェレミー・デービス、ジェイソン・バイナム、ジョシュ・ファッロ及びザック・ファッロで、ロックバンドであるパラモアは結成された。

デビュー以降の経歴

[編集]

2007年、ニュー・ファウンド・グローリーのミュージックビデオ「Kiss Me」に参加。

2007年、イギリスのロック専門誌『ケラング!』における読者投票で、「最もセクシーな女性歌手」部門でエヴァネッセンスエイミー・リーと1位及び2位を争った。結果2位であった。翌年の投票においては1位だった。

2008年、前の義理の父親が幼少期の私物品をネット・オークションに出品する騒ぎが起きた。これに対して強い怒りを表明した。

ウィリアムスが、ソロで、ミーガン・フォックスが出演している映画『ジェニファーズ・ボディ』のためにサウンドトラックを提供した。 とはいえ、ソロ活動については強く否定した。 2010年、ウィリアムスとラッパーB.o.Bが、「Airplanes」をリリースした。そのシングルは全英シングルチャートで1位を獲得するなど、世界中で記録的な売上を達成した。「Airplanes」パート2ではラッパーであるエミネムとも組んだ。

2010年5月、ウィリアムスのトップレス写真がTwitterを介して流出する事件が起きる。ウィリアムスによれば「ハッキングされた!」・・・しかし真相は今もって不明のままである。

2010年12月、長年にわたって共にしてきたファッロ兄弟が、バンドの運営と体制における不満により、脱退を宣言した。

2011年3月、未曾有の被害をもたらした東日本大震災において、ウィリアムスがいち早くTwitterでコメントを出した。ネット・オークションに以前使っていたギター、アクセサリー、シャツ、ズボンをはじめその他多数の衣装や楽器を出品した。[12] これらのオークションにおいて得られた収益金は全て、被災者のために赤十字社を経由する形で、義援金として寄付された。

2015年5月には歌手テイラー・スウィフトのミュージックビデオ「Bad Blood」に出演している[13]

2020年5月に初のソロアルバム『Petals for Armor』が発売された[14]

私生活・人物

[編集]

ニュー・ファウンド・グローリーのギタリストであるチャド・ギルバードは元夫である。

趣味はビデオゲーム、映画鑑賞。

東京で開催されたロック・フェスティバル「SUMMER SONIC」では、パラモアとともに演奏し『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の小夜のコスプレを披露した[15]

注意欠陥・多動性障害である。

ディスコグラフィー

[編集]

スタジオアルバム

[編集]
タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
アメリカ合衆国の旗US オーストラリアの旗AUS オーストリアの旗AUT フィンランドの旗FIN ドイツの旗GER アイルランドの旗IRE ニュージーランドの旗NZ ポルトガルの旗POR スコットランドの旗SCO イギリスの旗UK
2020 Petals for Armor

* 発売日: 2020年5月8日

18 6 51 117 24 38 24 21 1 4
2021 FLOWERS for VASES / descansos

* 発売日: 2021年2月5日

  • レーベル: アトランティック・レコード
  • フォーマット: digital download
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

サウンドトラック

[編集]
アルバム
2009 Teenagers ジェニファーズ・ボディ: Music from the Motion Picture

客演・シングル

[編集]
シングル 最高順位 認定 アルバム
US AUS CAN EU GER IRE NL NZ SWI UK
2010 Airplanes
(B.o.B フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)
2 2 2 2 8 2 4 1 5 1 B.o.B Presents: The Adventures of Bobby Ray
2013 Stay The Night
(Zedd フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)
18 11 22 20 2 Clarity

その他の客演

[編集]
アルバム
2006 Keep Dreaming Upside Down (October Fall フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)[20] A Season in Hell
2007 Then Came To Kill (The Chariot フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)[21] The Fiancée
The Church Channel (Say Anything フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)[22] In Defense of the Genre
Plea (Say Anything フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス と ケニー ヴァソリ)[22]
2008 Fallen (Death in the Park フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)[23] Death in the Park EP
2009 Tangled Up (ニュー・ファウンド・グローリー)[24] Not Without A Fight
The Few That Remain (セット・ユア・ゴールズ フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス)[25] This Will Be the Death of Us
2010 Airplanes (B.o.B フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス) B.o.B Presents: The Adventures of Bobby Ray
Airplanes (Part II)(B.o.B フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス & エミネム)

受賞とノミネート

[編集]
カテゴリ 対象 結果
2007 ケラング・リーダーズ・ポール 2007 Sexiest Female Front Singer 本人 ノミネート
2008 ケラング・リーダーズ・ポール 2008 受賞
Los Premios MTV Latinoamérica Premio Fashionista 2008 ノミネート
2009 Los Premios MTV Latinoamérica Premio Fashionista 2009 受賞
Shockwaves NME Awards 2009 Sexiest Female 受賞
ケラング・リーダーズ・ポール 2009 受賞
2010 2010 MTV Video Music Awards Video of the Year Airplanes – B.o.B (フィーチャリング ヘイリー・ウィリアムス) ノミネート
Best Male Video ノミネート
Best Hip-Hop Video ノミネート
Best Collaboration ノミネート
2011 第37回ピープルズ・チョイス・アワード Favorite Song ノミネート
第53回グラミー賞 Best Pop Collaboration With Vocals Airplanes, Part II – B.o.B (フィーチャリング エミネム & ヘイリー・ウィリアムス) ノミネート
2012 Kerrang! Awards 2012 Tweeter of the Year 本人 受賞
2015 Kerrang! Awards 2015 受賞
2016 Kerrang! Awards 2016 受賞


脚注

[編集]
  1. ^ a b c Collar, Matt. Hayley Williams | Biography & History - オールミュージック. 2021年1月3日閲覧。
  2. ^ O'Toole, Lucy (2020年5月11日). “Album Review: Hayley Williams, Petals for Armor”. Hotpress. 2021年1月3日閲覧。
  3. ^ a b c Petridis, Alexis (2018年1月14日). “Paramore review – slick stadium pop act just as earnest as when they were emo”. The Guardian (Guardian Media Group). https://www.theguardian.com/music/2018/jan/14/paramore-review-o2-arena-london-hayley-williams 2021年1月3日閲覧。 
  4. ^ [Vocal Profile]Hayley Williams”. Diva Devotee (2015年8月6日). 2021年1月3日閲覧。
  5. ^ Hayley Williams Leads Revamped Paramore in First Show in Almost a Year”. rollingstone (2012年8月15日). 2021年1月3日閲覧。
  6. ^ Paramore announce new album, After Laughter, share video for buoyant single "Hard Times" — watch” (2017年4月20日). 2021年1月3日閲覧。
  7. ^ Ableson, Jon (2009年8月20日). “Paramore talk about progress of their next record”. Alter The Press!. 2021年1月3日閲覧。
  8. ^ Hayley's Profile”. Paramore.net. 2011年5月7日閲覧。
  9. ^ Iwasaki, Scott (2010年5月6日). “Paramore is ready for first 'official' tour”. Deseret News. http://www.deseretnews.com/article/700030226/Paramore-is-ready-for-first-official-tour.html 2011年5月7日閲覧。 
  10. ^ Simply The Best 7 Days A Week :: Celeb News :: Williams treated to surprise birthday party”. Daily Star (2009年12月28日). 2011年5月7日閲覧。
  11. ^ Hayley Williams Biography”. Last.FM. 2011年5月11日閲覧。
  12. ^ Pray for Japan , from the world. パラモア 「日本を愛してます! 」オークションで東日本大震災へ義援金”. 2011年5月7日閲覧。
  13. ^ 4thシングル「バッド・ブラッド」のミュージック・ビデオ解禁!”. ユニバーサルミュージック. July 16, 2015閲覧。
  14. ^ Department, Skream! Editorial. “Hayley Williams(PARAMORE)、初ソロ・アルバム『Petals For Armor』収録曲「Dead Horse」MV公開”. Skream! 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト. 2021年6月25日閲覧。
  15. ^ 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の登場人物、小夜のコスプレだ。
  16. ^ RIAA Certifications for B.o.B”. Billboard. 2012年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月15日閲覧。
  17. ^ ARIA Charts – Top 50 Singles Chart”. Australian Recording Industry Association. 2010年6月20日閲覧。
  18. ^ アーカイブされたコピー”. 2012年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月27日閲覧。
  19. ^ Latest Gold & Platinum Singles: New Zealand”. Recording Industry Association of New Zealand. 2008年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月20日閲覧。
  20. ^ October Fall – A Season in Hell”. AbsolutePunk.net. 2011年5月11日閲覧。
  21. ^ “Chariot, The - The Fiancee - Album Review - AbsolutePunk.net”. AbsolutePunk.net. http://www.absolutepunk.net/showthread.php?t=224905 2011年5月11日閲覧。 
  22. ^ a b “Say Anything To Post New Song”. AbsolutePunk.net. http://www.absolutepunk.net/showthread.php?p=7691331#post7691331 2011年5月11日閲覧。 
  23. ^ “Death In the Park – EP by Death In The Park – Download Death In the Park – EP on iTunes”. iTunes.apple.com. https://music.apple.com/us/album/death-in-the-park-ep/289709999 2011年5月11日閲覧。 
  24. ^ “New Found Glory - Not Without a Fight - Album Review - AbsolutePunk.net”. AbsolutePunk.net. http://www.absolutepunk.net/showthread.php?t=925922 2011年5月11日閲覧。 
  25. ^ “Set Your Goals - This Will Be The Death Of Us - Album Review - AbsolutePunk.net”. AbsolutePunk.net. http://www.absolutepunk.net/showthread.php?t=1162322 2011年5月11日閲覧。 

外部リンク

[編集]