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ヘキサニトロジフェニルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヘキサニトロジフェニルアミン
ヘキサニトロジフェニルアミンの球棒モデル
別名HND
分子式C12H5N7O12
分子量439.22 g/mol
CAS登録番号[131-73-7]
形状黄色固体
密度1.58 g/cm3, 固体
爆薬としての性質
爆速6,900 m/s, 仮比重 1.58
爆速7,150 m/s, 仮比重 1.67
危険性

ヘキサニトロジフェニルアミン(Hexanitrodiphenylamine)とは爆薬の一種である。ジフェニルアミンニトロ基が6個ついた形をしている。

1874年ドイツで合成され、1910年には爆薬として使用されていた。

第二次世界大戦ではドイツと日本魚雷用爆薬の成分として使用されていたが、戦後にその毒性の強さから使われなくなった。

皮膚を冒して火傷様の水泡を作るなど強い毒性を持ち、口、鼻、肺の粘膜にも有害である。