ヘルプレス
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「ヘルプレス」 | |||||||||||||
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クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの楽曲 | |||||||||||||
収録アルバム | 『デジャ・ヴ』 | ||||||||||||
リリース | 1970年3月11日 | ||||||||||||
録音 | サンフランシスコ、ウォーリー・ハイダー・スタジオ C(1969年11月7日) | ||||||||||||
ジャンル | ロック | ||||||||||||
時間 | 3分30秒 | ||||||||||||
レーベル | アトランティック・レコード | ||||||||||||
作詞者 | ニール・ヤング | ||||||||||||
作曲者 | ニール・ヤング | ||||||||||||
プロデュース | クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング | ||||||||||||
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「ヘルプレス」(Helpless)は、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングが1970年に発表した楽曲。ニール・ヤング作詞作曲。
概要
[編集]トロントに生まれたニール・ヤングは4歳のときに両親とともにオンタリオ州のオメミー(Omemee)に引っ越す。そしてその2年後、ヤングは小児麻痺に罹患する[1]。その頃の幼少時の思い出が歌詞に反映されている[2]。
1969年5月29日にクロスビー、スティルス&ナッシュのファースト・アルバムが発売されたのち、ヤングはグループに加入。同年11月7日、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングとして本作品を録音した[3]。D-A-Gの三つのコードが繰り返されるシンプルな楽曲であるが、アレンジを決めるまでにメンバーは苦心したという。
1970年3月11日発売のクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのアルバム『デジャ・ヴ』に収録された。また、同月にシングルカットされた「ウッドストック」のB面に収録された[4]。
同年6月15日公開の映画『いちご白書』の挿入歌として使われた。
演奏者
[編集]- ニール・ヤング - ボーカル、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター
- スティーヴン・スティルス - エレクトリック・ギター、ピアノ、バッキング・ボーカル
- デヴィッド・クロスビー - バッキング・ボーカル
- グラハム・ナッシュ - バッキング・ボーカル
- グレッグ・リーヴズ - ベース
- ダラス・テイラー - ドラムズ
別バージョン
[編集]アルバム名 | アーティスト名 | 録音時期と場所 | 発売日 |
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The Archives Vol. 1 1963–1972 | CSN&Y | 1969年(ハーモニカ・バージョン) | 2009年6月2日 |
Live at Massey Hall 1971 | ニール・ヤング | 1971年1月19日、トロント | 2007年3月13日 |
CSNY 1974 | CSN&Y、ジョニ・ミッチェル[5] | 1974年8月 - 9月 | 2014年7月8日 |
ラスト・ワルツ | ニール・ヤング、ザ・バンド、ジョニ・ミッチェル | 1976年11月25日、サンフランシスコ | 1978年4月7日 |
アンプラグド | ニール・ヤング | 1993年2月7日、MTV | 1993年6月15日 |
Déjà Vu (50th Anniversary Deluxe Edition) | CSN&Y | 1969年(ハーモニカ・バージョン) | 2021年5月14日 |
カバー・バージョン
[編集]- バフィー・セントメリー - 『She Used to Wanna Be a Ballerina』(1971年)に収録。
- 高橋幸宏 - 『WILD&MOODY』(1984年)に収録。
- ニック・ケイヴ - 『The Bridge: A Tribute to Neil Young』(1989年)に収録。
- ナザレス - 『Snakes 'n' Ladders』(1989年)に収録。
- BO GUMBOS - 『The King of Rock'n'Roll』(1994年)に収録。
- ファリード・ハーク - 『Déjà Vu』(1997年)に収録。
- k.d.ラング - 『Hymns of the 49th Parallel』(2004年)に収録。
- カウボーイ・ジャンキーズ - EP『'Neath Your Covers, Pt. 1』(2004年)に収録[6]。
- ガロ - ボックスセット『GARO BOX』(2006年)に収録。レコード・デビュー前のライブ音源[7]。
- パティ・スミス - 『Twelve』(2007年)に収録。
- ラヴァーズ・ロック・ナイト・クルー - 『Grand Gallery JAPAN presents NO.1』(2008年)に収録。リード・ボーカルは曽我部恵一。
- レイチェル・セイジ & ジュディ・コリンズ - 『Blue Roses』(2014年)に収録。
- ドナ・ルイス - 『Brand New Day』(2015年)に収録。
- アイダ・サンド - 『Young at Heart』(2015年)に収録。
- モリー・タトルとオールド・クロウ・メディスン・ショー - シングル(2020年)。
脚注
[編集]- ^ McDonough, Jimmy (2002). Shakey: Neil Young's Biography. New York City, NY: Random House. pp. 44. ISBN 978-0-679-42772-8. OCLC 47844513
- ^ Helpless by Neil Young Songfacts
- ^ CSN Box Set Tracklist
- ^ Sullivan, Steve (2013). Encyclopedia of Great Popular Song Recordings. Scarecrow Press. pp. 709. ISBN 978-0810882959
- ^ クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングは1974年に大規模なツアーを行った。9月14日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行ったコンサートは映像が残っている。そこではジョニ・ミッチェルがバッキング・ボーカルで参加している。
- ^ Cowboy Junkies - 'Neath Your Covers, Pt. 1 (CD) at Discogs
- ^ GARO「GARO BOX」 | MHCL-981/91 | Shopping | Billboard JAPAN