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ベイベイロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベイベイロン
生息年代: 中生代後期白亜紀,
〜 96–88 Ma
ベイベイロンが成体になった時点での復元図
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : テタヌラ類 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : オヴィラプトロサウルス類 Oviraptorosauria
上科 : カエナグナトゥス上科 Caenagnathoidea
: カエナグナトゥス科 Caenagnathidae
: ベイベイロン属 Beibeilong
学名
Beibeilong
Pu et al., 2017
  • B. sinensis Pu et al., 2017 (タイプ種)

ベイベイロン学名Beibeilong、「赤ん坊の竜」の意)は、後期白亜紀中国河南省に生息していたカエナグナトゥス上科英語版カエナグナトゥス科英語版恐竜

発見と命名

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中国の高溝層英語版から1993年に、40センチメートルほどの大きさの、卵の中で丸くなっていたところの恐竜が発見された。当初は卵の大きさからテリジノサウルス類やティラノサウルス類の卵だと考えられていたが、巨大なオヴィラプトロサウルス類のギガントラプトルの発見により、オヴィラプトロサウルス類のものと考えられるようになった。後の研究によりオヴィラプトロサウルス類の新種であることが分かり、学名ベイベイロン・シネンシス(「中国の赤ん坊の竜」)として記載された。

特徴

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卵の大きさは一般的なオヴィラプトロサウルス類の卵の7から20倍の大きさで、最大の縦の長さで60センチメートルほど、重さは6キログラムもあった。オヴィラプトロサウルス類としてはギガントラプトルに次ぐ大きさの成体になるのではないかと考えられており、約7.6メートルまで達したと推測されている。オヴィラプトロサウルス類と考えられる巨大な卵は中国だけでなく、モンゴル韓国アメリカでも発見されており、それらの地域にも大型の種がいたと考えられている[1]

脚注

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  1. ^ 小林快次『恐竜2最新研究』講談社講談社文庫〉、2020年2月18日

関連項目

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