ベニバナイチヤクソウ
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ベニバナイチヤクソウ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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岩手県八幡平 2015年6月
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Pyrola asarifolia Michx. subsp. incarnata (DC.) A.E.Murray | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
本文記載 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) |
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草、学名:Pyrola asarifolia subsp. incarnata )はツツジ科イチヤクソウ属の常緑の多年草。
かつてはイチヤクソウ科とされたが、旧イチヤクソウ科は新しいAPG植物分類体系では全てツツジ科に含められている。
特徴
[編集]葉に長さ3-5cmの葉柄があり、葉身は円形または卵状楕円形で、長さ3-4.5cm、幅2-3.5cmになる。葉の先端は円く、基部は円いか、やや心形になり、縁には目立たない細かな鋸歯がある。
花期は6-8月上旬。葉の間から長さ15-25cmになる花茎を伸ばし、総状花序をつけ、8-15個の花がつく。花茎は赤みを帯び、1-3枚の広披針形の鱗片葉がある。苞は狭長楕円形で先は急に短くとがる。萼片は5個で離生し、狭卵形で、長さは幅の2倍になり、長さ2-3mm、幅1-1.5mmになる。花は桃色から濃桃色、花弁は5個あり離生して径約13mmの広鐘形になり、下向きに咲く。花柱は湾曲し、長さ6-8mmになり柱頭は小さく5裂する。果実は径約7mmの蒴果になる。
種小名 asarifolia は、「カンアオイ属のような葉の」の意味[1]。
分布と生育環境
[編集]日本では北海道、本州中部地方以北に分布し、山地帯から高山帯下部の草地、低木林、林縁などに生育する。イチヤクソウ属の他の種と異なり、群生することが多い。世界では朝鮮、中国東北部、シベリア、カムチャツカ、アラスカに分布する。
シノニム
[編集]- Pyrola asarifolia Michx. var. incarnata (DC.) Fernald
- Pyrola asarifolia Michx. var. purpurea (Bunge) Fernald
- Pyrola incarnata (DC.) Fisch. ex Freyn
- Pyrola rotundifolia L. var. incarnata DC.
脚注
[編集]- ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.282
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』、1981年、平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』、1988年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)