ベロ・モンテ水力発電ダム群
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ベロ・モンテ水力発電ダム群 | |
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正式名称 | Complexo Hidrelétrico Belo Monte |
所在地 | ブラジル、パラー州 |
座標 | 南緯3度17分 西経52度12分 / 南緯3.283度 西経52.200度座標: 南緯3度17分 西経52度12分 / 南緯3.283度 西経52.200度 |
着工 | 2011年7月 |
竣工 | 2023年(予定) |
建設費 | 推定300~350億レアル |
事業主体 | Norte Energia |
ダム | |
ダム型式 | コンバインダム |
河川 | アマゾン川水系シングー川 |
堤高 | Belo Monte: 90 m Bela Vista: 33 m Pimental: 36 m |
堤頂長 | Belo Monte: 3,545 m Bela Vista: 351 m Pimental: 6,248 m |
堤体積 | Belo Monte: 26,366,847 m3 Bela Vista: 239,500 m3 Pimental: 4,768,524 m3 |
貯水池 | |
ダム湖 | Calha do Xingu Canais |
総貯水容量 | Calha do Xingu: 2,069×106 m3 Canais: 1,889×106 m3 |
流域面積 | Calha do Xingu: 333 km2 Canais: 102 km2 |
湛水面積 | 合計503 Km2 |
発電所 | |
電気事業者 | Norte Energia, S.A. |
タービン数 | Belo Monte: フランシス水車20機 Pimental: カプラン水車7機 |
定格出力 | Belo Monte: 560 MW×20機 Pimental:26.4 MW×7機 認可出力11,233 MW |
設備利用率 | 39%(推定平均出力4,500 MW) |
ベロ・モンテ水力発電ダム群(ベロ・モンテすいりょくはつでんダムぐん、葡:Complexo Hidrelétrico Belo Monte)は、ブラジルのパラー州アルタミラ市付近、アマゾン川水系シングー川に建設中のダム群である。完成したら世界三位の発電出力になる予定。周囲の自然環境やインディオに深刻な影響を及ぼすと、ブラジル内外で指摘されている。
概要
[編集]ベロ・モンテ水力発電ダム群の原案は、ブラジルが軍事独裁政権下の1970年代までにさかのぼる。当時は「カララオー」(Kararaô)と呼ばれ、現在の約二倍(20,000MW)の発電容量が予定されていた。原案では18,000Km2もの森林が水没する予定だったが、カヤポー族を筆頭に多くのインディオ部族が強く反発し、1989年に計画が中止された[1]。
現在建設中の計画は、三つのダムと複数の水路と堤防が二つの貯水池を造り、二つの発電所が建設され、2019年に完成する予定。湛水面積は503km2で、その内228km2は氾濫時の流域とされる。雨季の発電量は11,233MWと見込まれるが、平均出力は4,571MWとなる。事業主体はノルチ・エネルジア(Norte Energia)で、国家成長加速化計画(PAC)に含まれている。2011年に国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)が建設を許可し、同年に着工[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- “Eletrobras:Belo Monte”. 2012年9月2日閲覧。