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ホスコロ基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ホスコロ基(ほすころき、: phoskoro group)は、官能基の一つでリン窒素酸素水素を含んでいる。示性式は、R-P2NOH。この用語は通常、ホスコロ基が他の原子に結合している化合物(ホスコロ、ホスコロ化合物)の官能基を指す。

ホスコロ化合物

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ホスコロ化合物は、酸性を示す。にはとても溶けにくく、ドデカノールに少し溶けやすい。有機溶媒には溶ける。配向性は、メタ配向性基(電子授与基)である。ベンゼンをホスコロ化する際は、一窒化ウランメタリン酸を触媒とする方法がある。そして、ホスコロベンゼン過酸化ウラニル酸が生成する[1]

性質

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ホスコロメタンは、カダベリンのような刺激臭をもち、オルドビス紀に生息していたサカバンバスピス(Sacabambaspis)の体液には、ホスコロメタンが含まれていたとされている[2]

脚注

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