ホソバノギク
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ホソバノギク | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Aster sohayakiensis Koidz. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ホソバノギク |
ホソバノギク(細葉野菊、学名:Aster sohayakiensis)は、キク科の多年草の一種。別名キシュウギク[1]。
特徴
[編集]常緑の多年草。地下茎がはう[1]。茎は高さ30-60cmで、毛はない[1]。 葉は、まばらな鋸歯をもち光沢のある狭い披針形で、長さ9-13cm、幅は1.5cmほどである[2]。また、下部の葉は柄をもつが、上部の葉には柄がなく線形になる[2]。 頭花は直径1.8cmほどで、枝の先に少数つける[1]。
分布
[編集]本州(紀伊半島)に分布する[2]。特に、古座川町から熊野川流域にのみ見られる固有種である[3]。渓流の湿った岩上に生える。
分類
[編集]近縁種は数多く、花の様子はいずれも似ている。この種では細長くつやのある葉が独特で判別は易しい[3]。
保全状況評価
[編集]絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
2007年までの環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されていたが、2012年には絶滅危惧II類と評価された[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 原色日本植物図鑑 草本編I (1957)
- ^ a b c 山に咲く花(1996)
- ^ a b 和歌山県(2000)p.322
- ^ 植物I(維管束植物)のレッドリスト新旧対照表 環境省 2012年
参考文献
[編集]- 北村四郎、村田源・堀勝『原色日本植物図鑑 草本編』 I(改訂60刷)、保育社、1957年、81頁。ISBN 9784-586-30015-0。
- 畔上能力、菱山忠三郎・西田尚道『山に咲く花』山と渓谷社〈山渓ハンディ図鑑〉、1996年、26頁。ISBN 978-4-6350-7002-7。
- 和歌山県環境生活部生活総務課編著、『保存上重要なわかやまの自然 -和歌山県レッドデータブック-』、(2000)、和歌山県環境生活部生活総務課発行。