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ホタルガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホタルガ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
: マダラガ科 Zygaenidae
: Pidorus
: ホタルガ P. glaucopis
学名
Pidorus glaucopis Drury, 1773[1]
シノニム

Pidorus atratus Butler, 1877

和名
ホタルガ

ホタルガ(蛍蛾、学名Pidorus glaucopis)とは、チョウ目マダラガ科ホタルガ亜科の(蛾)の一種である。

特徴

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前翅長は25-30mm。触角は櫛歯状。頭部は赤い。それ以外の胴と翅はつや消しの黒で、前翅の先端近くに斜めに走る白い帯がある。成虫の出現は6-7月と9月頃。平地から山地にかけて出現する。昼間に飛ぶ蛾で、森林域の木陰をひらひらと飛ぶのがよく見かけられる。最近は住宅街でよく見かける。

幼虫サカキヒサカキを食草とする。

日本の岩手県で、レッドデータブックのランクDの指定を受けている[2]

類似種

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シロシタホタルガ Chalcosia remota Walker は、全体によく似た蛾で、後翅に大きな白斑がある。

擬態か

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名前の由来は、全身が黒くて頭部だけが赤い体色がホタルを思わせるためである。これはホタルへの擬態とも取れる。ホタルは悪臭を持つものがあり、擬態の対象となる例があるとされる。しかしマダラガ類にも悪臭を持つものがあり、やはり時に擬態の対象とされる。したがって、これは擬態対象種同士が似るという、ミュラー型擬態の例とも言われる。

幼虫

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幼虫は黄色と黒斑点を持った毛虫で、毒を持っている。

脚注

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  1. ^ Catalogue of Life(Pidorus glaucopis)” (英語). ITIS. 2012年7月1日閲覧。
  2. ^ いわてレッドデータブック(昆虫)”. 岩手県 (2001年). 2012年7月1日閲覧。

外部リンク

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