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ボゴルボヴィア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボゴルボヴィア
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
約1億–約9350万年前
中生代白亜紀後期
カンパニア階
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
階級なし : 主竜類 Archosauria
階級なし : 鳥頸類 Ornithodira
: 翼竜目 Pterosauria
亜目 : 翼指竜亜目 Pterodactyloidea
上科 : アズダルコ上科 Azhdarchoidea
: アズダルコ科 Azhdarchidae
: ボゴルボヴィア属 Bogolubovia
学名
Bogolubovia
Nesov & Yarkov, 1989
タイプ種
B. orientalis
和名
ボゴルボヴィア

ボゴルボヴィア (Bogolubovia)は、ロシアサラトフ州ペトロフスク白亜紀後期(カンパニアン前期)のRybushka 累層で見つかった翼竜の属である。1914年に化石を発見した古生物学者、ニコライ・ニコラエビッチ・ボゴルボフへの献名である。1991年にアズダルコ科に分類された。しかしながら、ヴェルンホファー(1991)はプテラノドン科であると主張していた。ボゴルボフは最初オルニトストマの新種、O. orientalis として、単一の部分的な大きな頚椎からなる標本を同定した。それは後にプテラノドンの1種として再分類されたが、1989年にネソフとヤーコフによって独自の属に割り当てられた[1][2]ホロタイプはおそらく失われているが、他の部分的な化石は本属のものとして言及されている。

現代のほとんどの古生物学者は、本属がアズダルコ科のメンバーである可能性が高いと考えている。ホロタイプによって推定された翼開長は3~4mで、この分類群としては中型だったと思われる。後に発見された橈骨からは翼開長が4.3mと推定されている[3]

脚注

[編集]
  1. ^ Bogolubov, N.N. (1914). "O pozvonk’ pterodaktilya uz’ vyerkhnyem’lovyikh’ otlozhyenii Saratovskoi gubyernii (A propos d'une vertèbre de Pterodactyle des depots cretacés superieurs du gouvernment de Sartoff). [On a pterodactyle vertebra from Upper Cretaceous deposits of the Government of Saratoff]." Annuaire geologique et mineralogique de la Russie, 16(1): 1-7. (Russian text, French resume).
  2. ^ Nesov, L.A. and Yarkov, A.A. (1989). “New Birds from the Cretaceous–Paleogene of the USSR and Some Remarks on the History of Origin and Evolution of the Class.” Tr. Zool. Inst. Akad. Nauk SSSR, 197: 78–97.
  3. ^ Averianov, A.O., Arkhangelsky, M.S., Pervushov, E.M., and Ivanov, A.V. (2005). "A New Record of an Azhdarchid (Pterosauria: Azhdarchidae) from the Upper Cretaceous of the Volga Region." Paleontological Journal, 39(4): 433-439.