ポリエーテルイミド
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ポリエーテルイミド (英: polyetherimide PEI) はスーパーエンジニアリング・プラスチックの一種。
概要
[編集]1980年代の初頭にゼネラルエレクトリック社で開発された。ULTEM(ウルテム)の商品名で販売されていた。2007年9月にサウジ基礎産業公社(SABIC)がGEのプラスチック分野を買収し、SABICが供給している。
熱可塑性樹脂でガラス転移温度は217℃で、150℃まで弾性率が低下せず170℃前後まで常用可能[1]。耐薬品性に優れ、耐水性や耐熱水にも有効で難燃性の物質で、仮に燃えた場合でも発煙が少なく、電気特性、耐候性にも優れ、絶縁破壊強さも高いため、航空機の部品としても使用できる[2]。
流動性が高く、射出成型にも適する[3]。また3Dプリンターでの利用も可能である。
用途
[編集]- 精密機器
- 自動車部品
- 航空機部品
- 家電
- 医療機器
- 電気・電子分野
- 食品機械
- ギター用ピック
- メガネのフレーム
脚注・出典
[編集]関連項目
[編集]- 合成樹脂
- ポリイミド(PI)
- 芳香族ポリエーテルケトン(PEEK)
- フッ素樹脂
- 液晶ポリマー(LCP)
- 非晶ポリアリレート(PAR)
- ポリサルフォン(PSF)
- ポリエーテルサルフォン(PES)
- ポリフェニレンスルフィド(PPS)