ポルタウルン人
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→「ポルタウルン語」も参照
ポルタウルン人(英語:Portaulun people)は、サウスオーストラリア州のアボリジニである。
領土
[編集]オーストラリアの人類学者、ノルマン・ティンダルは、マレー川西岸沿いのウッドヒル(Wood Hill)からウェリントンとポマンダ島までを含むポルタウルン人の領土は、約300平方マイル (780 km2)であると推定した。彼らの領土の西端はグロートヒル(Grote Hill)まで及んだ[1]。
部族
[編集]ポルタウルン人は二つの部族に分かれていた。
- ワラワルデ(Warawalde)
- ウェリンジェリ(Welindjeri)
ウェリンジェリという名前はアボリジニの権利が回復した後、ウェリントンの地名から形作られた物なので、ウェリンジェリとは 'ウェイ人(The Wei)の一員'という意味である[2]。
歴史
[編集]最後の純ポルタウルン人は、1967年に逝去したデイヴィッド・ウナイポンである[1]。
有名な人
[編集]デイヴィッド・ウナイポン なお、ウナイポンは50ドル紙幣に載っている人物である。
→「50ドル紙幣 (オーストラリア)」も参照
ポルタウルン人の他の名前
[編集]- プッジン(Putjin)
- ワラワルデ(Warawalde)
- ウェリンジェリ(Welindjeri)
- ウェリンイェリ(Welinyeri)
- ポムンダ(Pomunda) ("ポムンダ地点(Pomunda Point)"という地名に由来)
- プームンダ(Poomunda)
- ウェリントン族(Wellington tribe)[2]
ノート
[編集]引用
[編集]- ^ a b Tindale 1974, p. 217.
- ^ a b Tindale 1974, p. 218.
出典
[編集]- Brown, A. R. (July–December 1918). “Notes on the Social Organization of Australian Tribes”. The Journal of the Royal Anthropological Institute of Great Britain and Ireland 48: 222-253. JSTOR 2843422.
- Hawker, J. C. (1899). Early experiences in South Australia. Adelaide: E.S. Wigg & Son
- Parkhouse, T. A. (April 1936). “Some words of the Australian autochthone”. Mankind 2 (1): 16?19?253. doi:10.1111/j.1835-9310.1936.tb00920.x.
- Taplin, George (1878). “The Narrinyeri”. The Native Tribes of South Australia. Adelaide: E.S. Wigg & Son. pp. 1-156
- Tindale, Norman Barnett (1974). “Portaulun (SA)”. Aboriginal Tribes of Australia: Their Terrain, Environmental Controls, Distribution, Limits, and Proper Names. Australian National University Press. ISBN 978-0-708-10741-6