ポート・ケベック (特設機雷敷設艦)
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HMS ポート・ケベック | |
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第二次世界大戦中の「ポート・ケベック」 | |
基本情報 | |
運用者 | イギリス海軍 |
艦種 |
特設機雷敷設艦 工作艦 |
艦歴 | |
起工 | 1939年[1] |
進水 | 1939年8月17日[1] |
竣工 | 1939年11月[1] |
就役 | 1940年[2] |
退役 | 1947年[2] |
最期 | 1947年に民間に売却後[2]1968年解体[1] |
改名 |
ポート・ケベック → ディア・サウンド (1944年)[2] |
要目 | |
排水量 | 5,936 GRT[1] |
全長 | 468 ft 0 in(142.65 m)[1] |
幅 | 59 ft 8 in(18.2 m)[1] |
吃水 | 26 ft 6 in(8.1 m)[1] |
機関 | ウィリアム・ダックスフォード&サンズ製ディーゼル機関、1軸推進[1] |
速力 | 14.5 ノット (26.9 km/h; 16.7 mph)[3] |
兵装 |
4インチ単装高角砲×2門[2] 2ポンド ポンポン砲×2門[2] エリコン20mm機銃×13門[2] 機雷×550個[3] |
その他 |
ペナントナンバー M59(特設機雷敷設艦)[2] F99(工作艦)[2] |
ポート・ケベック(HMS Port Quebec, M59)はイギリス海軍の特設機雷敷設艦。元はポート・ラインが建造中であった商船「ポート・ケベック」(SS Port Quebec)であった。後に工作艦に改装された。
艦歴
[編集]本艦はポート・ラインの冷凍船としてJ・L・トンプソン&サンズで1939年に起工し同年8月17日に進水、建造中に海軍本部に徴用され、1939年11月に竣工後は[1]イギリス海軍の特設機雷敷設艦「ポート・ケベック」として就役した[3]。
就役後は第1機雷敷設戦隊(1st Minelaying Squadron)所属となり、カイル・オブ・ロカルシュ(ZA港)を基地として北方機雷礁の敷設活動に従事した[3]。1943年10月に敷設活動が終了した後、「ポート・ケベック」は1944年に航空機工作艦へ改装され、「ディア・サウンド」(HMS Deer Sound, F99)と改名[2]。さらに翌1945年には工作艦へ再改装されている。「ディア・サウンド」は1945年1月1日付けで購入に切り替えられた[1]。
戦後の1946年に「ディア・サウンド」は本来の冷凍船へ戻され旧名の「ポート・ケベック」へ復し[1]、1947年10月24日に本来の所有者であったポート・ラインに買い戻されて民間船として活躍した[2]。「ポート・ケベック」は1968年2月23日に廃棄となり、台湾高雄市のChou's Iron & Steel Co. Ltd.で同年12月から解体が開始された[1]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- Lenton, H.T.; Colledge, J.J. (1968). British and Dominion Warships of World War II. Garden City, New York: Doubleday and Company
- Rohwer, Jürgen (2005). Chronology of the War at Sea 1939–1945: The Naval History of World War Two (Third Revised ed.). Annapolis, Maryland: Naval Institute Press. ISBN 1-59114-119-2