マインド・トランスプラント
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『マインド・トランスプラント』 | ||||
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アルフォンス・ムゾーン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年12月4日(#2, #5, #7)、5日(#6)、6日(#3, #8)、9 - 10日(#1, #4) ロサンゼルス Wally Heider Recording Studio[1] | |||
ジャンル | フュージョン、ジャズ・ファンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | スキップ・ドリンクウォーター | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
アルフォンス・ムゾーン アルバム 年表 | ||||
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『マインド・トランスプラント』(Mind Transplant)は、アメリカ合衆国のジャズ・ドラマー、アルフォンス・ムゾーンが1974年に録音・1975年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]音楽的にはビリー・コブハムのアルバム『スペクトラム』から影響を受けており、同作にも参加していたトミー・ボーリンがサイドマンとして迎えられた[2][3]。なお、ボーリンは後にリッチー・ブラックモアの後任としてディープ・パープルに加入するが、デイヴィッド・カヴァデールによれば、『スペクトラム』および本作での演奏に感銘を受け、ボーリンをジェフ・ベック、ロリー・ギャラガーに続く第3の候補として考えていたという[4]。
ロバート・テイラーはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け、コブハムの『スペクトラム』と比較した上で「曲自体は、コブハムの"Red Baron"や"Stratus"ほど印象に残らないが、演奏に関しては同等に素晴らしい」「ムゾーンとボーリンの相性は良く、創造的にも技巧的にも、稀有な高みに達している」と評している[2]。
収録曲
[編集]全曲ともエルヴェナ・ムゾーン作。
- マインド・トランスプラント - "Mind Transplant" - 4:06
- ソロイスト:アルフォンス・ムゾーン(シンセサイザー&ドラムス)
- スノー・バウンド - "Snow Bound" - 3:05
- カーボン・ディオキサイド - "Carbon Dioxide" - 4:38
- ソロイスト:トミー・ボーリン(ギター)、ジェリー・ピーターズ(ハモンドオルガン)
- アスコービック・アシッド - "Ascorbic Acid" - 3:27
- ハピネス・イズ・ラヴィング・ユー - "Happiness Is Loving You" - 4:09
- ソロイスト:リー・リトナー(ギター)
- サム・オブ・ザ・シングス・ピープル・ドゥ - "Some of the Things People Do" - 3:39
- ソロイスト:リー・リトナー(ギター)
- ゴールデン・レインボウズ - "Golden Rainbows" - 6:55
- ソロイスト:トミー・ボーリン(ギター)
- ニトログリセリン - "Nitroglycerin" - 3:05
- ソロイスト:トミー・ボーリン(ギター)
参加ミュージシャン
[編集]- アルフォンス・ムゾーン - ボーカル(on #6)、ドラムス、アープ・シンセサイザー、ローズ・ピアノ、ファルフィサ・オルガン
- ジェリー・ピーターズ - ローズ・ピアノ、ハモンドオルガン
- トミー・ボーリン - ギター
- リー・リトナー - ギター
- ジェイ・グレイドン - ギター、シンセサイザー・プログラミング
- ヘンリー・デイヴィス - エレクトリックベース
脚注
[編集]- ^ “Blue Note Records Catalog: BN-LA series”. Jazz Discography Project. 2024年10月24日閲覧。
- ^ a b c Taylor, Robert. “Mind Transplant - Alphonse Mouzon - Album”. AllMusic. 2024年10月24日閲覧。
- ^ Deriso, Nick (2011年5月19日). “Jazz news: Something Else! Interview: Jazz Drumming Legend Alphonse Mouzon”. All About Jazz. 2024年10月24日閲覧。
- ^ “How Tommy Bolin Aced His Deep Purple Audition”. Ultimate-Guitar.com (2024年2月29日). 2024年10月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- マインド・トランスプラント - Discogs (発売一覧)