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マウズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MOUZ
ゲーム カウンターストライク
フォートナイト (ゲーム)
League of Legends
FIFA 19
Paladins
ロケットリーグ
VALORANT
Smite
スタークラフト
ストリートファイターV
TrackMania
Unreal Tournament
創設 2002年 (2002)
所在地 Hamburg, Germany
監督 Stefan Wendt
パートナー Puma
RAZER
HanseMerkur
NITRADO
noblechairs[1]
ウェブサイト www.mousesports.com ウィキデータを編集

マウズMouz、旧称:mousesports)は、ドイツのプロeスポーツチーム。主にカウンターストライクを舞台として活動し、G7 Teamsの設立メンバーとしても知られる[2]

Mouzはかつてヨーロピアン・チャレンジャー・シリーズに出場していたが、現在はESLプロシリーズに出場している。

沿革[編集]

2005年のトーナメントにおけるMouzのUnreal Tournamentプレイヤー

Mouzは2002年、ベルリンにおいてカウンターストライクのチームとして結成された。小規模なトーナメントへの参加を繰り返しながら規模を拡大し、2006年にG7 Teamsが設立される頃にはヨーロッパを代表するプロeスポーツチームに成長し、参画するゲームもカウンターストライクのほかWarcraft III: Reign of Chaos、Quake 4、バトルフィールド1942、そしてUnreal Tournamentへと拡大していた。


2007年5月13日、MouzはWorld of Warcraftの公認ギルドであるNihilumを買収したことを発表した。NihilumはMouzの傘下に入り[3][4]、ギルドは「Nihilum: mousesports MMO」へと再編された。以来、Nihilumはヨーロッパの大会においてMouz最強のチームであり続けた。[5]

しかし、MouzとNihilumの関係は2008年の秋にかけて不安定なものとなり、10月10日、最終的にSK Gamingの元PvE(Player vs Environment)チームがNihilumのプレイヤーを編入することになり、1年半に及んだNihilumとMouzの提携関係に事実上の終止符が打たれた。[6]ところが、MouzはNihilumのブランドを維持し続け、2009年8月1日にはWotLK WikiとNihilumのブランドにおいてコミュニティサイトを立ち上げた。[7]

2009年4月20日、Mouzは大きな成功を得ていたにも関わらず、ウォークラフトDotA Allstarsの選手へのサポートを取りやめると発表した。[8] 他方、2010年前半にはStarCraft: Brood Warへの参入を発表したが、そのチームはアメリカ、カナダ、ドイツ、ポーランドそしてウクライナのプレイヤーによって構成されていた。[9]

Mouzは、結成後早期のうちに"Wings of Liberty"ベータ期間中だったスタークラフト2に着目し、チームの名声を高めることに成功した。[10]

2010年7月29日、Mouzのカウンターストライクチームに所属していたAntonio Daniloski(コードネーム"cyx")が、中国で予定されていた大会に赴くための飛行機に乗り過ごした後、タイヤの不具合を原因とする交通事故で死亡した。[11]Antonioの死を受けて、Mouzのウェブサイトには多くの哀悼文、追悼文が掲載され、チームへの貢献が顕彰された。[12]

Daniloskiの死から数ヶ月後、Mouzはチームに残ったカウンターストライクのプレイヤーであるFatih Dayik(コードネーム:"gob b")、Navid Javadi(コードネーム:"Kapio")、そしてChristian Chmiel(コードネーム:"Blizzard")が次回のESL Proシーズン17ファイナルをもって引退することを発表した[13]

2012年5月、MouzはDota 2League of Legendsと比較した市場の小ささを理由としてカウンターストライクへの参加を打ち切ると表明したが、その年の終わりにはカウンターストライクの新シリーズとしてリリースされたGlobal Offensiveへの参入を決めた。[要出典]

2017年4月、MouzはDota 2のチームであったAd Finemをスポンサーすることを決定し、組織として2年ぶりにDota 2に復帰することとなった。[14]しかし、このチームは12月には解散することとなる。


8月2日、MouzはChristian Garcia(コードネーム:loWel)との契約を解除する。4日には、Penta SportsからスカウトしMiikka Kemppi(コードネーム:suNny)が後任となることを発表した。同じく8日にはDenis Howell(コードネーム:denis)を契約解除し、HellRaisers出身のMartin Styk(コードネーム:STYKO)が後任となることが発表された。[15]

2018年3月、Mouzはレインボーシックス シージへの本格参入を決めた。[16]

6月27日、MouzはVirtus.proに所属していたJanusz Pogorzelski(コードネーム:Snax)をスカウトしたことを発表した。Januszに代わり、ベンチ入りしていたMqartin Styk(コードネーム:STYKO)が引退した。[17]

7月30日、MouzはロケットリーグをプレイするチームであるTigreee、Alex161そしてSkylineを買収すると発表した。[18]Alex161とSkylineは以前はServette Esportsに所属しており、TigreeeはTeam Secretに所属していた。両チームはServette時代に獲得した出場資格を保持し、MouzのチームとしてRLCS Season 6に出場した。

10月15日、MouzはMqartin Styk(コードネーム:STYKO)がチームに復帰することを発表した。[19]

11月15日、Mouzのレインボーシックス シージチームの監督がチームのMouzからの脱退そして監督自身の辞任を発表した。

2019年1月10日、MouzはcompLexity GamingからLinus Möllergren(コードネーム:al0t)をスカウトしたことを発表した。[20]

3月14日、Mouzはwoxic、frozen、そしてkarriganを買収し、その版図をさらに拡大した。[21]同時にoskarが契約解除となり、suNnyとSTYKOがベンチ入りとされた。

2020年6月22日、Mouzはロケットリーグと関連する競技全体からの撤退を表明した。[22]

参考文献[編集]

  1. ^ Sponsors”. mousesports.com. 2021年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月1日閲覧。
  2. ^ G7 Teams Announced”. G7 Teams (2006年8月8日). 2012年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  3. ^ Vandevorst, Nicolas (2007年5月14日). “Nihilum Joins Mousesports”. Fnatic. 2012年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  4. ^ Blizzard Exhibition Match between #1 guild and #1 PvP team”. Blizzard Entertainment. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  5. ^ A journey inside Nihilum”. 2008年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  6. ^ Ensidia”. Ensidia Community Website. 2015年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月25日閲覧。
  7. ^ Welcome to the New Nihilum.eu!”. Michael "chaud". 2012年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  8. ^ Horton, Samuel (2009年6月30日). “mousesports: The End of DotA”. SK Gaming. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  9. ^ Diener, Benjamin (2010年1月3日). “mousesports presents StarCraft team”. mousesports. 2012年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  10. ^ Fields, Frank (2010年3月24日). “MorroW joins mousesports”. MeetYourMakers. 2011年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  11. ^ Winther, Marc (2010年7月28日). “cyx killed in car accident”. HLTV.org. 2010年10月22日閲覧。
  12. ^ Lannte, René (2010年7月29日). “Toni (cyx) Daniloski died in car accident”. mousesports. 2012年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。
  13. ^ Lannte, René (2010年12月6日). “mousesports wins 6th title in a row”. mousesports. 2012年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月6日閲覧。
  14. ^ Sean (2017年4月7日). “mousesports signs former Ad Finem roster”. ESPN. 2017年4月10日閲覧。
  15. ^ mousesports signs STYKO, releases denis” (2017年8月8日). 2019年6月1日閲覧。
  16. ^ “Rainbow Six debuts in mousesports”. mousesports. オリジナルの2018年3月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180320105651/http://www.mousesports.com/stories/rainbow6-2018 2018年3月20日閲覧。 
  17. ^ “snax joins mouz”. mousesports. オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180630014612/http://www.mousesports.com/stories/snax-joins-mouz 2018年6月27日閲覧。 
  18. ^ “mouz is ready for kick-off”. mousesports. オリジナルの2019年9月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190919091541/http://mousesports.com/stories/mouz-rocket-league 2018年7月30日閲覧。 
  19. ^ “official mousesports bring styko back into starting lineup”. HLTV.org. https://www.hltv.org/news/25096/official-mousesports-bring-styko-back-into-starting-lineup 2018年10月15日閲覧。 
  20. ^ mouz [@mousesports] (2019年1月10日). "Welcome @al0t97 to our #RocketLeague team! Together with @xAlex161 & @TigreeeRL, we will try to qualify for WSOE Las Vegas on Sunday and compete in the upcoming #RLCS Linus is joining mouz from @compLexity t.co/n99dNHVDfC" (英語). 2021年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブX(旧Twitter)より2021年9月4日閲覧
  21. ^ Official: Mousesports complete roster with new trio”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  22. ^ Mousesports becomes third organization to leave RLCS” (英語). Daily Esports (2020年6月22日). 2020年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月1日閲覧。

外部リンク[編集]