マウナ・アラ

マウナ・アラ
現在の礼拝堂
情報
設計者	テオドール・C・ホイク
所在地	ハワイ州ホノルル
座標	北緯21度19分31秒 東経157度50分50秒

マウナ・アラ（Mauna ʻAla、ハワイ語で「香る丘」）は、ハワイ州のホノルルに位置するハワイ王族霊廟である。カメハメハ家およびカラカウア家など、ハワイの著名な2つの王朝の王族がここに埋葬されている。

歴史

19世紀初頭、この地域は古代の埋葬地として知られ、ポフカイナと呼ばれていた。ポフカイナは、伝説によればコオラウ山脈のカネホアラニの洞窟を自らの墓所として選んだ首長の名前に由来するとされる。この地はケカウルオヒがクヒナ・ヌイとしての地位を得た後、生家の相続財産の一部として所有していた。

1825年以降、西洋風の最初の王族墓地が、現在のイオラニ宮殿近くに建設され、カメハメハ2世と王妃カママルの遺体が安置された。 当初は小さな珊瑚のブロックで作られた藁葺きの家で、窓がなく、鉄製の錠で閉じられたコア材の扉を2人の首長が日夜警護していた。1865年、選ばれた18体の棺がヌウアヌ渓谷のマウナ・アラ霊廟に移され、その他の王族や首長たちの遺体も集められた。

建設

マウナ・アラは、建築家テオドール・C・ホイクによって設計された。1862年に、王子アルバート・カメハメハの死後、既存の埋葬地に空きがなく、兄のカメハメハ4世の葬儀も遅れていた。その後、カメハメハ4世の葬儀は1864年2月3日に行われ、彼と王子の遺体は新たに完成した西側の棟に安置された。

追加の変更

1887年11月9日、チャールズ・リード・ビショップの要請により、カメハメハ家の棺が新たに建設された地下のカメハメハ墓に移された。1907年には、カラカウア家のための地下墓地が建設され、棺が移された。1922年、主建物は礼拝堂に改装され、王族の遺体は敷地内の新たな墓に移された。

法的地位

1900年、アメリカ合衆国議会の決議により、マウナ・アラは公有地から外された。霊廟は、アメリカ合衆国の国旗なしでハワイ州の旗が単独で掲げられる数少ない場所の一つである。