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マダガスカルメジロガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マダガスカルメジロガモ
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: スズガモ属 Aythya
: マダガスカルメジロガモ
A. innotata
学名
Aythya innotata
(Salvadori, 1894)
和名
マダガスカルメジロガモ
英名
Madagascar Pochard

マダガスカルメジロガモ (馬達加斯加目白鴨)(学名:Aythya innotata)はカモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。1991年を最後に絶滅したと思われていたが、近年、ごく少数が生存していることが報告された。

分布

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マダガスカル固有種。北東部にあるアラオトラ湖にのみ生息している。

形態

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雄の成鳥は頭から前胸は暗い栗色で、頭頸部にはやや紫色がかった光沢がある。背中は褐色、腹部は灰色がかった白色である。虹彩は白色。雌は、雄よりも全体の色が鈍く、虹彩は褐色である。

生態

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淡水の湖沼に生息する。主な習性はメジロガモと似ている。

主に水草などの植物質を食べるが、水生昆虫や小さな魚などを食べることもある。

野生下での繁殖状況は不明である。飼育下では、1腹5-6個の卵を産み、抱卵日数は26-28日である。

人間との関係

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生息地の環境破壊などが原因で、生息数は激減している。野生での観察記録は1991年が最後でその後記録がなく絶滅したものと思われていた。しかし、2006年に数羽の親鳥と雛が生存しているのが観察された。

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、73頁
  • マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、100頁