マッカーサー・フェロー
マッカーサー・フェロー(英語: MacArthur Fellows Program、MacArthur Fellowship、またはGenius Grant(天才助成金))とは、毎年マッカーサー基金から、アメリカ合衆国の国民か居住者で、分野を問わず「人並み外れた独創性、創造性探究への献身、顕著な自己実現能力」を発揮する20〜30人に贈られる奨学金制度である[1]。
過去の業績への褒賞ではなく、将来への投資として行われ、現在の賞金額は、2013年に50万ドルから増額し、四半期ごとの分割払いで5年間にわたって62万5千ドルが支払われる。 2007年時点では、18〜82歳の756人の受賞者に3億5千万ドル以上支払われている[2]。
「天才賞」とも呼ばれる[3]。
応募方法は存在せず、匿名の人達が推薦した全候補者の中から検討を重ねた上で、ある日、何も知らない受賞者に対して「あなたに賞金が当たりました」という連絡が行われる[3]。 なお、前述のとおり助成の対象者はアメリカ合衆国の国民または居住者に限られており、もし日本在住者のもとに「あなたに賞金が当たりました」という連絡が入った場合は詐欺であり、最寄りの交番か消費生活センターに相談する必要がある[4]。
出典[編集]
- ^ “About the MacArthur Fellows Program”. 2016年5月23日閲覧。
- ^ Diane Coutu, "Picking Winners", Harvard Business Review, May, 2007
- ^ a b Jim Collins (2005年9月19日). “It Isn't Easy Being a Genius”. The New York Times
- ^ 「賞金が当たった」という詐欺的なDMに注意(国民生活センター)