マッジーニ四重奏団
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マッジーニ四重奏団(Maggini Quartet)は、1988年に結成され、イギリス音楽の演奏を中心に活動している弦楽四重奏団である。楽団名は、16世紀イタリアのヴァイオリン製作者ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニに由来する。
メンバーは以下の通り。
- スーザン・スタンツェライト Susanne Stanzeleit (第1ヴァイオリン、第4代)
- ローレンス・ジャクソン Laurence Jackson (第1ヴァイオリン、初代)
- ロレイン・マカスラン Lorraine McAslan (第1ヴァイオリン、第2代)
- ジーナ・マコーマック Gina McCormack (第1ヴァイオリン、第3代)
- デイヴィッド・エンジェル David Angel (第2ヴァイオリン)
- マーティン・ウートラム Martin Outram (ヴィオラ)
- ミハウ・カズノフスキ Michal Kaznowski (チェロ)
廉価盤レーベルのナクソスからイギリス音楽の録音が多数リリースされており、ヴォーン・ウィリアムズのディスクが2001年グラモフォン賞室内楽部門年間最優秀賞を受賞、エルガーの作品集が仏ディアパソン・ドール賞(金賞)、ブリスの作品集がグラミー賞にノミネートされるなど、受賞歴も豊富である。その他、同レーベルにバックス、バークリー、ブリッジ、ブリテン、アイアランド、モーラン、ロースソーン、ウォルトンなどの作曲家の録音がある。
オリジナル作品の委嘱も盛んに行っており、ロバート・シンプソン、ロクサンナ・パヌフニク、ジェームズ・マクミラン、ロナルド・コープらの新曲を初演している。また、前述のナクソスがイギリスの作曲家ピーター・マックスウェル・デイヴィスに委嘱した《ナクソス四重奏曲 Naxos Quartet 》(全10曲)を初演、録音している。