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マツシマススム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マツシマ ススム1946年1月19日 - )は日本写真家長崎県諫早市宇都町出身。大阪府寝屋川市在住。日本写真家協会 (JPS)会員。

1965年大阪の日本写真専門学校(現、日本写真映像専門学校)卒業、三和カラー株式会社入社。1978年「琵琶湖私景 冬から冬」で第15回太陽賞平凡社)を受賞[1]し、それを契機に会社を辞しフリーカメラマンに転身。

1981年「湖北冬日記」でJPS展金賞(日本写真家協会)を、1985年第40回水都祭において大阪日日賞(大阪日日新聞社)を受賞[2]し、1990年EXPO'90 国際花と緑の博覧会花博写真美術館の現代日本写真作家36名に選ばれ、「現代日本写真作家展 花と緑と自然」 に8作品を招待出品[3]する。出品した8作品は大阪府のコレクションになった[4]

琵琶湖を撮り続けて53年(2017年現在)になるが、マツシマススムの作品を用いて制作された滋賀県観光ポスターは11点にのぼり、その内の代表的な4点はアートディレクター粟津潔、コピーライター今西慧、デザイナー久谷政樹の手になるもので、1982年のそれはポスターコンクールに入選し『年鑑日本のグラフィックデザイン1983』(日本グラフィックデザイナー協会/編)に収録されており、1998年の「Mother Lake[5]」は10月22日の朝日新聞で全面広告され反響を呼んだ。また1993年には写真集「琵琶湖私景」他により滋賀県からブルーレーク賞を受賞している。

太陽賞を受賞した1978年に東京銀座のニコンサロンで初めて個展を開いて以後、富士フイルムフォトサロン、ミノルタフォトスペース、コダックフォトサロン、JR大阪セルヴィスギャラリー(大阪駅構内)、京阪淀屋橋コンコース、京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス(京阪百貨店)等で個展を46回開いている(2017年現在)。1993年のJR大阪セルヴィスギャラリー開廊3周年記念「近江八景今昔展」(12/1-14)は、歌川(安藤)広重の浮世絵19点とマツシマススムの作品33点で構成・展示[6]された。

写真展(2024) 

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  • 2021年 第3回 JPS会員有志関西展  
  • 2022年 マツシマ ススム グループ写真展 詳細はこちら
  • 2024年 The49th Exhibition of The JPS -Professional Members Exhibition 2024- (東京都写真美術館京都市美術館別館)

主な受賞歴

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  • 1978年 第15回太陽賞(平凡社)受賞
  • 1981年 JPS展金賞(日本写真家協会)受賞
  • 1985年 大阪日日賞(大阪日日新聞社)受賞
  • 1993年 ブルーレーク賞(滋賀県)受賞

主な写真集

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  • 1992年 琵琶湖私景 (東方出版) ISBN 9784885913099ISBN 4885913098
  • 1999年 琵琶湖逍遥 (東方出版) ISBN 9784885916328ISBN 4885916321
  • 2011年 幻想・琵琶湖 (Kodakフォトサロンmook)
  • 2011年 白鷺と琵琶湖 (Kodakフォトサロンmook)
  • 2011年 琵琶湖水辺の鳥 (Kodakフォトサロンmook)
  • 2011年 桜・20選 (Kodakフォトサロンmook)
  • 2011年 マザーレーク ・琵琶湖 (Kodakフォトサロンmook)
  • 2019年 琵琶湖幻想 55 しらさぎ(日本写真企画)
  • 2022年 琵琶湖原風景と湖畔の人々 58(日本写真企画)
  • 2023年 昭和の琵琶湖と湖畔の人々(ダイコロ株式会社)

主なメディアでの紹介

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  • 1985年 NHK6:30のニュースで 「琵琶湖風景条例写真展」 が紹介 (6/17-22)
  • 1992年 毎日放送 「近畿は美しく-琵琶湖八景」 で紹介 (3/4)
  • 1995年 びわ湖放送 「びわこの日」(馬場章夫さんの司会) で紹介
  • 2000年 びわ湖放送 「琵琶湖大好き 琵琶湖を守ろう マザーレイク21計画県民フォーラムより」 で紹介 (8/4)
  • 2006年 東京12ch 「 ibuki 」(全国ネット) で紹介 (11/12)
  • 2011年 NHK総合TV 「あなたが主役 50ボイス 江のふるさと琵琶湖」 で紹介 (8/19)

脚注

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  1. ^ 『太陽』 16巻7号 平凡社 1978年
  2. ^ 『大阪日日新聞』 昭和60年7月16日記事
  3. ^ 『現代日本写真作家展 花と緑と自然』 1990年 花博写真美術館発行
  4. ^ 一方、大阪府では大阪で活躍した写真家たちと、1990年に開催された国際花と緑の博覧会の際のパビリオン「花博写真美術館」に展示された日本および世界の写真家たちの作品をコレクションしています。
  5. ^ 『年鑑 日本の広告写真〈2000〉』 (日本広告写真家協会監修)に収録
  6. ^ 『読売新聞』 1993年3月20日記事

参考文献・出典

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  • 『2024 第49回JPS展 図録』

外部リンク

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