マティス (書体)
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様式 | 明朝体 |
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デザイナー | Francis Chow、佐藤俊泰 |
制作会社 | フォントワークス |
発表年月日 | 1992年 |
マティス(Matisse)は、フォントワークスが発売するフォント製品で書体としては明朝体に属する。日本におけるDTP黎明期の1992年にMacintosh用PostScriptフォントとして登場し[1]、2002年にOpenTypeフォントとしてリリースされた。漢字のデザインは香港のデザイナー・Francis Chow[2]、欧文・数字・句読点類はやはり香港のデザイナー・陳貴明[2]で、仮名のデザインはロダンを手掛けた社外デザイナーの佐藤俊泰による[3]。
特徴
[編集]フォントワークスが最初にリリースした明朝体フォントで、同社が「ハイエンドの出版に要求される高い水準を満たした標準書体シリーズ」として「基本的なデザインを揃えた」とする[4]「クラシック」シリーズの1書体[5]。
リュウミン(モリサワ)が彫刻刀で彫った活字に由来するシャープな印象を前面に出すのに対し、柔らかくモダンなスタイルであることを掲げる[1]。
ロゴタイプやキャッチコピーなどを中心に、印刷媒体から映像分野まで幅広く使用例が見られる。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』では、サブタイトルに公式フォントとして極太ウエイトのマティス-EBが使われたことから、「エヴァフォント」とも呼ばれる[1]。またフォントワークスから「エヴァンゲリオン公式フォント」としてマティス-EBが、個人用途(商用利用可)に使用許諾を限定され市販されていた[6]が、2020年7月に販売を終了した[7]。2022年1月からは、「mojimo-EVA」としてマティス-EBのライセンスを定額制で販売している[7]。
ファミリー構成
[編集]西暦年はリリース年[1]。
- マティス-L(1997年)
- マティス-M(1992年)
- マティス-DB(1992年)
- マティス-B(1992年)
- マティス-EB(1994年)
- マティス-UB(1994年)
脚注
[編集]- ^ a b c d 「マティス-EB エヴァンゲリオンで行われた文字表現」(フォントワークス もじがたり Stories Chapter2)
- ^ a b 使徒襲來之日,專訪 EVA 明朝體設計師 Francis Chow(JUSTFONT BLOG、2019年6月21日、繁体字中国語)
- ^ 佐藤 俊泰 | Fontworks
- ^ 書体見本(フォントワークス〈2004年2月4日のアーカイブ〉)
- ^ 【再掲】新元号「令和」対応書体のリリースについて(フォントワークス)
- ^ エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB TrueType版
- ^ a b ““エヴァフォント”再び登場 テレビシリーズと新劇場版の書体を年999円で”. ITmedia NEWS. 2023年6月16日閲覧。