マナー・プロトコール検定
マナー・プロトコール検定(マナー・プロトコールけんてい)とは、日本マナー・プロトコール協会が主催する民間資格の検定試験。マナーやプロトコルに係る知識と技術を認定する資格として1級・準1級・2級・準2級および3級の級位が設置されている。
概要
[編集]マナー・プロトコール検定は、NPO法人日本マナー・プロトコール協会が実施する日本人として社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格。日本国内における伝統文化やしきたりの継承、ビジネス・マナーや冠婚葬祭、プロトコールの普及、コミュニケーション・スキルや子供の躾の普及の他、異文化交流、或いは外国人に対する日本文化の普及・啓発を目的として、国際ビジネス、サービス産業、教育業界をはじめ、就職、ビジネスの第一線での活用に向けた、人材の育成を目的としてつくられている。マナー・プロトコール検定は2015年9月9日に文部科学省が後援する検定となっている[1]。
受験方法は、公開検定と通信教育後の在宅検定(2級・3級のみ)があり、公開検定は毎年6月と11月に実施されている。
マナー・プロトコール検定 | |||
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等級 | 検定概要 | 対象 | |
1級 | マナー講師を指導・養成する人等を対象としたマナーの最高資格 | 講師や人材育成で活躍されている方 | |
準1級 | 1級取得に必要な知識を有していることを認定する資格 | キャリアを高めたい方や人を指導する立場の方 | |
2級 | マナー講師、並びにマナー講師を志す人を対象とした指導者養成のマナーの資格 | 社会人としての必須マナーを身につけたい方 | |
3級 | マナーやプロトコールに関するスタンダードな資格 | 基本的なマナーや社会常識を知りたい方 |
※2級および3級については、日本マナー・プロトコール協会より検定合格講座(通信教育)が提供されており、通信教育修了後在宅にて検定を受検することができる。詳細は、後記外部リンクを参照のこと。
試験内容
[編集]- マナーの意味や解釈、歴史的な成り立ちや変遷などについて
- 冠婚葬祭のしきたり
年中行事/結婚式・披露宴のマナー/葬儀・告別式のマナー/賀寿などの通過儀礼
- テーブルマナー
テーブルマナーの歴史/和食・洋食・その他の料理のいただき方/お酒のたしなみ方、パーティのマナーなど
- ビジネスマナー
社会人意識、顧客満足、訪問・来客・電話応対、ビジネス文書、コミュニケーションスキルなど
- 暮らしのマナー
贈答のマナー、和室の作法、公共のマナー、近所付き合い、手紙のマナーなど
- 服装のマナー
服装の変遷、ドレスコード、フォーマルウェアの基準、冠婚葬祭時の服装など
- 国際人として必要な主なプロトコール
国旗の扱い、席次、握手、レディファースト、宗教上の配慮など
- その他マナー&プロトコールに関するもの
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 週刊ホテルレストラン http://www.hoteresonline.com/articles/1030